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【2025年6月21日|夏至図リーディング】
終わりと始まりの、すきまに立つ夏
𓂃𓈒𓏸
今日、太陽が蟹座に入りました
昼の光がいちばん長くなるこの日──
季節は静かに、
折り返しの時間へと向かっていきます
西洋占星術では「夏至図」として、
この日の星の配置から秋分までの約3ヶ月の
社会や世界の空気を読み解くことができます
今年の夏至図は──
どこか終わりと始まりの間に立っているような
そんな、不思議な静けさをたたえた配置でした
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🔭 2025年 夏至図(東京)
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☀️ 光が当たる場所と、ことばの力
この図で最も光が集まっているのは、
社会の方向性を示すMC(双子座)に合となる蟹座の太陽
そこに木星、水星も寄り添い、
10ハウスには強い星の集中があります
この配置はまるで、政府やリーダーが
「安心・共感・ぬくもり」のメッセージを
前面に打ち出してくるような流れを示しているようです
けれどその光の裏側には魚座DSC近くの
牡羊座に集まる土星・海王星・キロン
一見やさしい言葉や表現に隠れて
外交関係やつながりの中に、すれ違いや誤解が潜んでいる可能性も
誰かの語る「大丈夫」に安心できるのか──
それは、わたしたち一人ひとりの感覚にゆだねられています
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🌗 揺れる価値観と、問いなおされる“豊かさ”
今回の夏至図で目をひくのは、
牡牛座の最終度数にいる天王星──
「今の価値観のままで本当にいいの?」と
静かなゆさぶりが起こっていることを、星たちが告げているようでした
お金の使い方、働き方、豊かさのかたち
この夏は、
今までの“当たり前”に再び光が当たりそうです
とくに天王星は、
7月7日に双子座へと移動します
情報、選択、ことば、思想
これからは“何を知り、どう選ぶか”が
価値の中心になっていくかもしれません
今はまだ、その扉の前──
だからこそ、今ある違和感や小さな疑問を見過ごさないでくださいね
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🏹 揺れの引き金となるもの
天王星は、乙女座2度の火星とスクエアを形成しています
「ちゃんとしたい」「直したい」「変えたい」
そんなまっすぐな衝動が、今の仕組みやルールとぶつかる可能性も
11ハウスの火星は、
議会・制度・ネットコミュニティなど
“わたしたちの声”が集まる場所を象徴します
参院選をひかえたこの時期
どんな未来を信じるか、誰に託すのか──
そんな問いが、より現実的な形で浮かびあがってくるかもしれません
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🌙 わたしたちの気持ち──月の場所から
月は、牡牛座0度・8ハウス
まだ不安定な足取りで、
「わたしにとっての安心」を探しているような場所です
感覚がととのわないとき、
なにかを決めたり、誰かの言葉をそのまま信じたりするのは難しいもの
だからこの夏は、「整える」ことを大事にしてください
・五感を満たすこと
・ちいさな休息をとること
・疲れに気づいたら、その場でひと息つくこと
月・火星・木星の小三角が示すように、
“ちいさく動く”ことが、大きな回復や共感につながるときです
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🍂 秋分へのバトン──
この夏はまだ、“問いかけ”の段階です
けれど秋分には、
MCに天王星が重なり、太陽と調和
社会の方針そのものが、大きく刷新される流れがやってきそうです
この夏は、そのまえぶれの時間
わたしたちは今、時代の狭間にそっと立っているのかもしれません
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✍️ さいごに
新しい道を選びたくなる衝動と、
まだ切り替えきれない現実が、混ざりあう季節
でもそんなときこそ──
「何を信じたいか」
「何を大切にしたいか」
その感覚をたしかめることが、何より大きな指針になります
どうかこの夏が、
あなたにとって“ほんとうの安心”へ向かう準備の時間となりますように𓂃𓏸
星と月とくらす Yuri