星よみコラム
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星は “あなた” をしばらない
「太陽が○○座だから〇〇な性格だよね」
「その配置って、恋愛こじらせがちじゃない?」
「12ハウス多いなら、不倫とか注意したほうが…」
占星術にふれると、時々そんな言葉に出会うことがあります
もしかしたら、誰かをラベリングしていたり
自分自身に、そっと“呪いのことば”をかけてしまっていることも
セッションやレッスンを重ねるなかで
ふと思ったことがありました
**「ああ、わたしは、
星で誰かをしばりたくないし
自分もしばられたくなかったんだ」**って
もちろん、星の象意や伝統的な意味は
大切な地図のようなもの
しっかり学び
正確に伝えることはとても大切ですし
わたしもそこは、とても大事にしています
でも──
その“地図”の一部だけを見て
「この道だからうまくいかないんだ」とか
「この配置だから、こうなります」
と決めつけてしまったら
星のやさしさはきっと届かなくなってしまう
星よみは、“答えを決めるため”じゃなく
“まなざしを変える”ためにあると思うのです
ここ最近、星を知ることで
どんどん自由になる感覚があります
用意された星座の型に
自分をあてはめるのではなく
「わたしはどう在ると心地いいのか」
そんな視点で星を読めるようになったからかもしれません
わたしのなかには、太陽も月も水星も──
いろんな星の住人たちが、それぞれの声を持って暮らしています
がむしゃらに突っ走ってしまう時もあれば
感じとりすぎて立ち止まるときもあって
どこか抜けてたり、やたら慎重だったり…
でもそのどれもが
ちゃんと星の声だったと知ってから
自分のことがちょっと愛おしく
思えるようになりました
人は、ひとつの星座や
ひとつの星の配置だけじゃ決まらない
わたしたちは
いろんな星たちの組み合わせでできていて
それぞれが、静かに、でも確かに
わたしたちを支えてくれているのです
そのことに気づいたとき
「自分を決めつけていたのは、わたしかもしれない」って思いました
そんな思いをあらためて見つめ
個人レッスンのかたちを整えなおしました
リニューアル後のレッスンは
これまでの内容を土台として大切にしながら
ホロスコープを全体で読む感覚を育てていけるように
サイン・天体・アスペクト──
ひとつずつの意味を正しく理解したうえで
それらがどう関わりあっているのかを
“その人の星”として読みといていく視点を深めていきます
知識だけじゃない、感覚とつながる読み方を
自分のペースで、ていねいに積み重ねていくような内容です
気になる方は
よかったら覗いてみてくださいね𓂃🕊
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星と月とくらす Yuri
“隠れシングルタスク”だったと気づけた日
どこかで頑張ってる隠れシングルタスク民へ─
昔から、私は自分が
マルチタスクな人間だと思い込んでいました
会社員時代も「要領いいね」って、
言われることが多かったし
「末っ子だからかな」なんて
自分でも まあそうかなって思っていたんです
でも 頑張れば頑張るほど
自分がすりきれることも多くて𓂃
ここ最近、なんだか前より
穏やかに過ごせてるなぁって気がついたんです
なんでだろう?
そんなふうに思って星を読んでみたら──
わたし本当は
**「ひとつずつ 感じながら進みたい人」**だったんです
社会ではマルチタスク風にふるまっていたけれど
実態は、「隠れシングルタスク民」笑
そんな自分に、最近ようやく気づけました𓂃𓈒𓏸
わたしの水星は射手座で
山羊座の海王星とコンジャンクション(11ハウス)──
本当は大きな視点で丁寧に考えてから
進みたいタイプ
だから、整っていない状態や予定が
あれこれ無造作に押し寄せてくると
脳内がもやもや〜っと
霧に包まれるような感覚になっていました
さらに、月は魚座1ハウス
火星は水瓶座12ハウス──
ふだんは静かにエネルギーをあたためているけれど
いろんなことが一度に混ざると
心の中にざわつきが広がって
「これは先にやらなきゃ!」って
無意識に一点集中モードに切り替わります
会社員だった頃は
進行スケジュールを組み直しながら
あれもこれも同時にこなしている風で
頑張っていました
でも実際は
「今これを終わらせておかないと、後がつかえる」って
脳内で超高速に順番を組み替えて
ひとつずつ集中していただけ
5個を同時進行してるんじゃなくて
超高速で5回集中し直してるみたいなイメージです 笑
見た目はマルチタスク風だけど、
実態は"高速シングルタスク処理"
想像するだけで、今ならクスッと笑えます𓂃𓈒𓏸
キロンは双子座の4ハウス──
表面的には器用そうに見えるけれど
整ってない情報やスケジュールには
じわじわストレスを感じる星です
スケジュールが急に変わったり
調整が何度も続くと
じわじわと疲れが蓄積...
今なら「そりゃそうだよね〜」って思えます
自分のペースで動くようになってからは
謎のイライラも
気持ちが混ざって疲れることもなくなりました
あの頃、がむしゃらに
「高速シングルタスク」で
がんばっていた自分を思い出すと
「よくやってるね」って
そっと背中をポンっと押したくなるくらいです
星たちは、そんな私に教えてくれました
── あなたは、あなたのリズムでいいんだよ
急がなくても
全部同時に抱えなくても
ちゃんと、あなたのままで進めるよって
今の私は 深呼吸しながら
感じるままに、ひとつずつ
星に出会って
そんな自分にもOKを出せるようになりました
もし今、がんばりすぎて
少し苦しくなっている人がいたら──
そのサインはきっと
あなたの本当のリズムを思い出してって
教えてくれているのかもしれません
星と本当のあなたが
ゆっくり、じんわり、つながれますように𓂃
もうすぐ
あなたの 「星の地図」をめぐるような
星の体験レッスンをお披露目予定です𓂃
もし あなたも
あなた自身と やさしくつながる旅を
はじめたくなったら
そっと 星に耳をすませにきてくださいね𓂃𓈒𓏸
星と月とくらす Yuri
“ 人に相談しない自分 ”と、 仲直りできた日
昔から、悩みごとがあっても
あんまり人に相談するタイプじゃなかった
家族や友人たちが嫌いなわけでも
人間関係に困っていたわけでもないのに
「なんで私って、こういうとき誰かに話そうと思わないんだろう?」って
ふと、自分の“距離感”が気になることがあった
「なんか、閉じてるのかな」
「もっと誰かに頼れたら、楽なのかな」
そんなふうに感じて
ちょっと自分に落ち込んだ日もありました
でも、占星術に出会ってから
その理由が、すこしずつわかってきたんです
わたしの火星は、水瓶座の12ハウス ──
「自分のやり方は、自分で決めたい」っていう星でした
迷っているようで
ほんとうは自分の中にちゃんと答えがある
だから、誰かにアドバイスされると
逆に混乱しちゃうこともあったんです
金星は、山羊座の12ハウス ──
「安心感」や「喜び」は言葉にするより、
静かに自分の中であたためたいタイプ
嬉しいことがあっても「ねぇ聞いて!」って
すぐに話せるわけじゃなくて
“じんわり”が、ちょうどいい
そして、月は魚座で 1ハウスにいます ──
感情はちゃんとあるのに
誰かと話すと相手の反応に引っぱられちゃって
自分が何を感じてたのか、わからなくなることもある
だから「やっぱり話さなきゃよかったな」って
後から静かに疲れちゃったり
…そうか。
これ、ぜんぶ星に出てたんだなと
でもだからといって、
誰の話も聞きたくなかったわけじゃないんです
昔は、占いに行くのも好きでした
親しい人には言えないのに
ぜんぜん知らない占い師さんにはスラスラ話せたりして 笑
今なら、その理由もちゃんとわかります
わたしの水星と海王星は11ハウスでコンジャンクション
理屈だけじゃない
やさしくて深いことばが、心にしみる配置
誰かの感情に巻き込まれない
「第三者のことば」だからこそ
安心して受けとれることって
たしかにあるなって思います
そして今は、
自分で星を読めるようになってきたから
外に相談するより“自分の星に聞く”ことが
いちばんしっくりくるんです
占星術は誰かに話さなくても
自分の静けさの中で気づけるツールでした
だからもう、「相談しない自分」にも
落ち込まなくなりました
この記事を読んでくれている人のなかにも
「誰かに話すのがしんどい」って感じてる人が
いるかもしれません
でもそれ、きっと“閉じてる”んじゃなくて
「内側の静けさを、ちゃんと守っている」だけなのかもしれません
わたしの個人レッスンでは
そんなふうに、自分との距離感を
やさしく整えていけるような
そんな時間になればいいなって思っています
いま、レッスンのリニューアル準備も
進めているので
星とじっくり向き合ってみたい方は
どうぞお楽しみに𓂃
ことばにするより、感じていたい
でも、必要なときには
ちゃんと導かれるようにできている
そんな自分に出会えた日が
占星術を学んでよかったことのひとつです
星と月とくらす Yuri
星に聞いた、わたしの1年
〜ソーラーリターン(太陽回帰)から読み解く、誕生日の星のしおり〜
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年の終わりや、新しい季節の始まり。
わたしたちは、いろんなタイミングで
「切り替え」の感覚を味わうものだけれど、
自分の誕生日は、
その中でも少し特別な節目だなぁと感じています。
西洋占星術では
その人が生まれたときの太陽の度数に、
再び太陽が戻ってくる瞬間のことを
「ソーラーリターン(太陽回帰)」と呼びます。
生まれた日の空に、
またひとつ還ってくるタイミング。
ちょっとした「わたしの新年」みたいで、
この星の節目がじんわり好きなのです。
---
太陽が還ってくるとき
占星術を学び始めてから、
毎年のソーラーリターン図を
そっと見返すようになりました。
最初は「へぇ〜こんな感じなんだ」
くらいだったのですが、
あるとき、自分の行動とあまりにリンクしていて、
思わず笑ってしまったことがありました。
たとえば、こんな年がありました。
・太陽と土星が、4ハウス(居場所)に重なっていた年。
→ まさにその年、沖縄に移住しました。
価値観も働き方もガラリと変わった年。
・天王星がMC(社会的テーマ)に重なっていた年。
→ 会社を辞めて、独立の道を選びました。
・月が12ハウスにあり、冥王星からのプレッシャーを受けていた年。
→ 家にこもって、HPを作ったり、静かに準備を重ねていた年。
あとから振り返ると、
「いや、星に書いてあったやん…!」と
ツッコミたくなるくらい、
ちゃんとテーマが出ていたんです。
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星のしおりがある安心感
もちろん、星を知っていなくても
人生は流れていくけれど、
このソーラーリターンのチャートを
“1年のしおり”としてそばに置いておくと、
不思議と気持ちが落ち着くことがあります。
「いまちょっと迷ってるけど、
そうか、今年はこんなテーマだったな」
「焦らなくて大丈夫、
まだ準備の時間なのかもしれない」
そんなふうに、
自分にやさしくなれるひとつの手がかりとして、
私はこの星のしおりを大切にしています。
---
だからこそ、形にしたかった
わたしが体感したことをもとに、
「1年の星のしおり」をお届けする
ソーラーリターン鑑定書をつくりました𓂃
名前は、
**『わたしに還る、星とことば』**
▶︎[詳細こちら]
“誕生日”という人生の節目に、
自分をまっすぐに見つめる時間を。
星からのメッセージを、
ひとりの静かな場所で受け取れるような
そんなかたちを目指しています。
「今年、どんな風に生きていこう?」
そのヒントを、
太陽が静かに照らしてくれているかもしれません。
---
星とともにめぐる1年が、
あなたにとって、やさしい時間になりますように。
星と月とくらす Yuri
わたしと星のこと
星占いは昔から身近だったけれど、
西洋占星術はどこかむずかしそうで、
ちょっとアヤシイ……
そんなふうに思っていた時期もありました。
でも、なぜか心のどこかでずっと気になっていて。
ある日、思いきって学びはじめたのが、
わたしと星との物語のはじまりです。
最初におどろいたのは、
「星って、こんなにロジカルなんだ」ということ。
惑星の動き、天体の意味、角度(アスペクト)──
すべてにルールがあって、
まるで“宇宙の言語”のようでした。
でも、いちばん魅かれたのはその先にある“感覚”の部分でした。
同じホロスコープでも、読み手によって解釈が違う。
誰かの視点があるからこそ、星のことばは深まっていく。
「この人はこう読むんだ」
「わたしはこう感じた」
「どちらも、きっとその人にとっての真実」
そんなふうに、
“ちがい”を見せ合える星の世界に
やさしく包まれたような気がしたのを、今でも覚えています。
昔のわたしは、
つい「正しさ」や「答え」を探していました。
でも、星を学ぶうちに、
少しずつ変わっていった気がします。
正解は、ひとつじゃなくていい。
むしろ、それぞれのちがいこそが、
その人らしさであり、輝きなんだって。
人と比べずに、自分のリズムで生きる。
自分に素直に「いいね」って
言えるようになったのは、
星と対話するようになってからかもしれません。
占星術は、
未来を予言するものではなくて、
自分らしく選んでいくための、静かな道しるべ。
誰かとちがっても、
同じでなくてもいい。
星は、そんなふうに
そっと背中を押してくれる気がします。
星と月とくらす ☽⋆
星よみセラピスト Yuri