星よみコラム

2025-08-10 08:30:00

星の谷ツアー|#09 星見の塔 ─ わたしの世界を広げる場所(9ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「星見の塔」へ出発です𓂃🏛️


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🧭星の谷ツアー|星見の塔
(9ハウス)

静寂の森をぬけ、丘を登ると──
一番星が輝くころひときわ高く
美しい塔があらわれた

真っ白な石の壁には
月の光がやさしく反射し

足もとには 世界中の草花が揺れ
どこか異国の地を思い出させた𓈒𓏸

ここは──星の谷の「星見の塔」🏛️

ときどき、風にのって運ばれてくる
異国からの手紙がひらりと舞い込み

まだ見ぬ世界への物語が
今にも始まりそうな空気をまとっている

𓂃

🧳 今日の旅の案内人の射手座さんは
国旗のステッカーでいっぱいの旅行鞄と
くたびれた世界地図を手にしていた

「この塔から見る景色は最高ですよ〜
 といっても、ただの景色じゃないんです」

「なんと言っても、まだ見たことない景色…」


🔭その声にかぶせるようにあらわれたのは
この塔でずっと観察を続けている射手座さん

深い藍色のローブに金の縁取り
分厚い天文学の書物を抱えている

「好奇心とは、遠くにあるものではなく
 自分のなかで芽を出すものなんです」

「芽に気づいたら、動くこと──
 それが、この塔で学ぶ最初の旅です」


参加者たちが、頭に「?」を浮かべていると


🤝ふたりの射手座さんは、顔を見合わせて

ふふっと笑いながら、握手をしていた

𓂃

🧳「やぁ、ブラザー!相変わらずだね」

🔭「そちらこそ、相変わらずですね
  今日はどんなご用でしょうか?」

🧳「今日は、みんなにも
  ここの景色を見せたくて」


そんな会話をしながら、
石の階段をのぼっていくと──

夜空が一面に広がる部屋にたどり着いた

その部屋には、ふしぎな望遠鏡と
膨大な観測記録が並んでいた


🔭「さぁ、順番にのぞいてみてください」

「この望遠鏡は、のぞくたびに

 まだ見たことない景色に出会えるんです」

𓂃

💫 参加者のひとりが、そっと覗き込むと
そこには見慣れた星空と谷の景色

「あれ、普通の景色しか見えない…?」
と、小声がもれる

射手座さんたちは、ふふっと目くばせした


🔭「のぞく時に、ちょっとコツがいるんです」

🧳「“こう見えるはず”じゃなくて
  丸は四角かも…って思ってのぞいてみて」

もう一度のそきこむと
そこには、はじめて見る景色が広がっていた

空飛ぶ宇宙船に、見たことのない国
知らない惑星の誰かも手をふっている

✨参加者たちは目をキラキラ輝かせた

その様子をふたりの射手座さんたちは
嬉しそうに見守っていた


🔭「世界は、思ってるよりも
 ずっとずっと広いんですよ
──


🧳「そして、探求は…ゴールのない旅なんです
 でも、そのほうが、ずっと面白いでしょ?」

塔の外では、星々がいつのまにか
満天の光で丘を包みこんでいた

「さあ、すこし休んで
 次の場所へ向かいましょう!」

「次は──“宣言のテラス”へ出発です」

今度は、“わたしの目指す先”を
伝える時間がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#09|星見の塔──

『 “知りたい”から、はじまる旅 』

星の谷の、南西にたたずむ“星見の塔”

静寂の森をぬけ、丘をのぼると
真っ白な石造りの、美しい塔があらわれる

窓からは異国の風が入り
まだ見ぬ国の香りや会話が
ふわりと漂ってくる

ふしぎな望遠鏡をのぞくたび
新しい景色がひらけ
世界がまたひとまわり広くなる

旅の一歩目は、いつもこの場所から──


✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『永遠の問いカフェ』
マスターに質問をすると、質問で返される
ムッとするけど、なぜか後でしみてくる

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『スパイス調合で世界一周』
好きなだけスパイスを混ぜてOK
全種類混ぜても、なぜかカレーになる不思議

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと

世界は、思っているよりずっと広い

その広さは──
あなたの中にもきっとあります



📎発行:星の谷マガジン編集部

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次回は、「宣言のテラス(10ハウス)」を
ご案内しますね𓂃𓈒𓏸

静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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🌙 星とわたしをつなぐ星の教室 

星の谷をめぐって
「星をもっと知りたい」と感じたあなたへ

西洋占星術の基礎から
やさしく学べる教室をひらいています𓂃𓏸

▶︎[星の教室のご案内はこちら]

 


2025-08-09 15:00:00

星の谷ツアー|#08 静寂の森 ─ わたしの芯にふれる場所(8ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
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さて、今回は──
星の谷の「静寂の森」へ出発です𓂃🌲


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🧭星の谷ツアー|静寂の森
(8ハウス)

森の入り口へと続くアーチ状の木々のあいだから
やわらかな日差しが、こぼれていた

まるで、森が深呼吸するように
森の奥から少しひんやりと気持ちいい
空気が流れ込んできた

ここは──星の谷の「静寂の森」🌲

気配も、声も、足音も
すべてが吸い込まれるように消えていく
深くて、透明な場所


🕯今日の射手座さんは、
カシミアのロングコートに
手にはランタンを持っていた

「ふふ、ここではね、
 明かりはひとつでいいんです」

そう言って、みんなに小さく微笑みかけた

森の奥へと一歩踏み込むと
さらに空気がすっと深くなった

「ここはね“心の奥でつながり直す”
 そんな場所なんです
──

𓂃

🪔 森の一番奥までくると──

記憶の小屋のそばに
黒いローブをまとった蠍座さんがいた

まるで、ずっと前からそこにいたような
そんな静けさを纏っていた


射手座さんが声をかける
「蠍座さん、お久しぶりです
 何年振りでしょうか?」

「今日は、あの日のあずけた想いを
 そっと森に還しにきました𓈒𓏸」


蠍座さんは、

そっと射手座さんに目をやった

「射手座さん、何年振りかしら…
 お元気でしたか?」

「あの日の想い…
 ちゃんと保管しておきましたよ」

射手座さんに小さな木箱を手渡しながら
蠍座さんはつぶやいた

「消えたつながり、忘れられない痛み、
 うまく言葉にできない想い…」

「でも、それを“なかったこと”にせず
 ここでは、ふたたび息を吹き込むんです」

「それは何年後になってもいいんです」

𓂃


誰かがぽつりと、つぶやいた
「わたし、じつは怖いんです…
 過去を許すのも、誰かを深く信じるのも」


蠍座さんは、
ふっとやわらかく目尻をさげた

「大丈夫。無理に明るくしなくていいんです」

「暗いままの過去も、見たくない感情も
 この森は、すべて受けとめてくれるんです」

その言葉に、肩がすっとゆるみ
心の奥がぽっとあたたかくなっていった


🌲参加者たちは、それぞれの想いを
森の奥にあずけたり、受け取ったり

大切だった想い
過去の自分への後悔
誰かとの約束──

森を出る頃には、みんな
すこしだけ、生まれ変わったような
スッキリしたような顔をしていた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 次は──“星見の塔”へ出発です」

今度は、“未知なる世界”を
探求していく時間がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#08|静寂の森──

『 その気持ちごと、ここにいる 』

星の谷の、西と南の奥にある “静寂の森”

木々のアーチをくぐって、
森の奥へ奥へと歩いていくと──

風はぴたりと止まり
聞こえるのは、自分の鼓動だけ

気配も声も、すべてが
土と葉といっしょに
静かに沁みこんでいくような場所

ここでは、話せなかった気持ちも
置き去りにしたままの記憶も

そっと、息をついていいんです𓂃𓈒𓏸


✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『本気の迷路』
入ったときは悩んでたのに
出る頃にはどうでもよくっている
※悩んでると迷子になります

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『感情を発酵させる会』
感情をぐるぐる混ぜて
本音ごとじっくり発酵させます
※混ぜ忘れると、モヤモヤが増えます

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと

忘れなくていいし
すぐに向き合えなくても大丈夫

何年かかっても
その気持ちは、あなたのなかに
やさしく在りつづけます


📎発行:星の谷マガジン編集部

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次回は、「星見の塔(9ハウス)」を
ご案内しますね𓂃𓈒𓏸

静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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やさしく学べる教室をひらいています𓂃𓏸

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2025-08-08 17:30:00

星の谷ツアー|#07 鏡の橋 ─ 私とあなたを映しだす場所(7ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
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🕊はじめましての方や
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さて、今回は──
星の谷の「鏡の橋」へ出発です𓂃🌿


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🧭星の谷ツアー|鏡の橋
(7ハウス)

「すこし、空気が澄んできましたね」

手しごとの庭をあとにして
きらきら光る小川に沿って進んでいくと──

ゆるやかな流れの上に架かる
ふしぎな橋が見えてきた

ここは──星の谷の「鏡の橋」🪞

近づいてみると、この橋は
渡る人によって、かたちを変えていた

橋の下を流れる水は、
どこまでも真っ青に澄み渡り

水面には、まるで鏡のように
人々の姿があざやかに映り込んでいた

𓂃

👗「ようこそ、“鏡の橋”へ」

川辺のベンチから
天秤座さんがやわらかく声をかけてきた

水色のサマードレスに、白い日傘
水面の光をまとって、川辺のベンチに座っていた

「この橋はね、“誰かと向き合いたい”って
 思ったときに、ふと来たくなるのよ」


👓 すぐ隣に、射手座さんが立っていた

今日の射手座さんは、
白いシャツに、パナマ帽
レトロな丸メガネをかけていた

「大切なのは、“どう渡るか”なんですよね」

「どんなふうに言葉をかけるか
 どこで立ち止まるか
 どこまで、隣にいるか──」

「この橋は、
 渡る人によってかたちが変わるんです」



参加者のひとりが、そっと尋ねた
「ケンカしてると、橋もゆれるってこと?」


天秤座さんが、
クスッと笑いながらやさしく言った

「そうね、嵐みたいにゆれる日もあれば、
 虹色のアーチになる日もあるのよ」

「心がゆれると、橋もゆれる──
 そんなふうにできているの」

𓂃

🌈ふと、射手座さんをみると
虹のアーチみたいな橋を、渡りはじめていた

「こわくなったら、立ち止まってもいいんですよ」

「言葉が見つからないときは、
 ただ隣にいてあげるだけでもいい」

「大切なのは、お互いの気持ちに、
 “ちゃんと寄り添う”ことなんです」


参加者たちも、それぞれのペースで
おそるおそる、橋を渡りはじめた

風みたいにすいすい渡る人
途中で小雨がふって、傘をさして歩く人
誰かと手をつないで、一歩ずつ進む人──

橋は、その人の“気持ち”に合わせるように
静かに、かたちを変えていた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 次は──“静寂の森”へ出発です」

今度は、“奥深くに眠るわたし”にふれながら
変容していく時間がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#07|鏡の橋──

『 うつしあうことで、見えてくるもの 』

星の谷の、西に架かる “鏡の橋”

“誰かと向き合いたい”って
思ったときに、ふと訪れたくなる場所

心がゆれると、橋もゆれる──
渡る人によって、かたちを変える不思議な橋

言葉が見つからない日も
うまく距離がつかめないときも

寄り添う気持ちがあれば
この橋は、ちゃんと道になる

✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『映し鏡の川』
「え、これ川?それとも…わたしの内面…?」
“今のわたし”が映り込む、不思議スポット
※後ろめたいときは、自分と目が合いません

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『気まずさを乗りこえる会』
目をそらしてもOK、沈黙を育ててもOK
不思議とちょうどいい距離感がみつかります

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと

関係がゆらぐときほど、
「ほんとうの気持ち」が見えてくる
それはきっと、やさしさのはじまり


📎発行:星の谷マガジン編集部

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次回は、「静寂の森(8ハウス)」を
ご案内しますね𓂃𓈒𓏸

静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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2025-08-07 15:30:00

星の谷ツアー|#06 手しごとの庭 ─ わたしをととのえる場所(6ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

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「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

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さて、今回は──
星の谷の「手しごとの庭」へ出発です𓂃🌿


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🧭星の谷ツアー|手しごとの庭
(6ハウス)

「さあ、少し深呼吸しましょう」

ひかりの舞台をあとにして
静かな裏道を歩いていくと──

畑と庭がひとつになったような
あたたかみのある場所が見えてきた

ここは──星の谷の「手しごとの庭」🌿

地面はほどよく踏みならされ
水やりされたハーブがふわりと香る

小さな畑には季節の野菜が整然と植えられ
隅には、よく手入れされた道具たちが並び

毎日ここで「今日を始める」気配が
そこかしこに漂っていた

𓂃

👩‍🌾「こんにちは〜」
作業台のほうから声をかけてきたのは、乙女座さん

薄いグリーンのエプロンに麦わら帽子
肩には、タオルをふわりとかけていた

「ハーブの手入れをしているんですけど
 一緒に土いじりしてみませんか?」

「土を整えるとね、不思議と心の中も整ってくるんですよ」


📚「この庭はね、“わたしの準備室”なんです」
声の方をみると、射手座さんが立っていた

今日の射手座さんは、
袖をまくったシャツにつばの広い帽子
ポシェットには虫よけミストとハーブ図鑑

「誰かと会う前にここへ来ると、わたしが整うんです」

「“わたしがわたしを引き受ける”
 ──そんな感覚が育つんですよね」



参加者のひとりが、そっと尋ねた

「でも、うまく整わないときは
 どうしたらいいんでしょうか」


すると乙女座さんが、手を止めやさしく言った

「うまくできないときこそ、
 “どうしたら心地よく続けられるか”を見つけるチャンスなんですよ」

「整えるのは、完璧になるためじゃなくて──
 “わたしはこれで大丈夫”って、
 言えるようになるためなんです」

𓂃

🍋ハーブの手入れを終え、みんなでお茶の時間

摘みたてのレモンを
ぽちゃんとポットに落としてひと息

手を動かしていると
少しずつ“心のノイズ”が抜けていく
言葉にしなくても、気持ちが整理されていた

それがこの庭の魔法だった

「日々の整え」が自分を守る境界線になったり
誰かとつながる準備になっていく──


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう」
 射手座さんがコンパスをくるっと回す

次は、「鏡の橋」へ ──

今度は、“誰かと出会い、向き合うわたし”を
そっと映し出す時間がはじまります𓂃𓈒𓏸



* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#06|手しごとの庭──

『 整えることは、わたしを信じる準備 』

星の谷の、西と北の間にある “手しごとの庭”

ここは、誰に見せるでもない
「わたしのメンテナンスルーム」

うまくやるためじゃなくて、
「わたしを立て直すため」にある庭

完璧じゃなくても
ちゃんと日々、向き合ってることを
自分が知っていれば、それでいい

その積み重ねが、
わたしを支える“力”になっていくから𓂃

✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『整えリセット石』
不安なときに腰掛ける“自分の基準に戻る石”
※3回座ると「まぁ、なんとかなるか」が口ぐせになります

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『未完了タスク供養の会』
読みかけの本、3日坊主の運動…
成仏できないタスクたちに、お茶と感謝を
※たまに“復活”することも(それもご縁です)

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと
外に出る勇気が出ない日は、
ここに戻って来よう

整えなおすたびに、
“わたし”はちゃんと立ち上がれるんです


📎発行:星の谷マガジン編集部

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次回は、「鏡の橋(7ハウス)」を
ご案内しますね𓂃𓈒𓏸

静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆ ⋆

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2025-08-06 16:24:00

星の谷ツアー|#05 ひかりの舞台 ─ わたしの輝く場所(5ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

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さて、今回は──
星の谷の「ひかりの舞台」へ出発です𓂃🎡


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🧭星の谷ツアー|ひかりの舞台
(5ハウス)

午後の光が、おだやかになってきたころ
射手座さんたちは、田舎道をぬけ

ひらけた広場へと足を踏み入れた𓂃𓈒𓏸

風にゆれるカラフルな旗
空を映すようなシャボン玉
草むらからは、音楽と笑い声がこぼれてくる

──ここは、星の谷の「ひかりの舞台」🎡

舞台といっても壇上はなく、
“好き”や“楽しい”が、まるごと飾られ

遊園地とアートフェスのような
心のなかの「わくわく」がそのまま形になっていた

𓂃

🦁「ようこそ〜!今日の主役、登場〜!!」
と、声高らかにやってきたのは、獅子座さん

きらきらのスパンコールベストに
お手製“主役”のたすきがひかっている

「……って思ったけど、
 そういえば、みんな主役だったわ〜!って
 なるのがこの場所なんだよ〜」
と、満面の笑顔


✨「ここは、“わたしらしさ”が
 花火みたいにひらく場所なんです」
と、射手座さんがひかりの中に立っていた

今日の射手座さんは
星がちりばめられたジャケットに、
胸ポケットにはサングラスをかけていた

空間には、スポットライトみたいなひかりが
あちこちにあたっていて

それぞれの“好き”や“夢中”が
きらきらと輝いていた

𓂃

みんな、歌ったり踊ったり絵を描いたり
はじめは遠巻きにしていた人も

ふと、「これ、やってみたいかも」と
自分の“好き”に手を伸ばしていた

「楽しいって思えることが、光になるんです」
射手座さんがやさしく言う


その言葉に、ひとりがぽつりとこぼした
「自分の“好き”って、
 こんなに自由でいいんだね」


獅子座さんがつぶやいた
「ほんとはちょっと怖いんだよ?
 “こんな自分、変って思われないかな”って」

「でもさ、ここに来ると
 そのまんまでも、“いいじゃん!”って
 言ってくれる人がいるの」

𓂃

射手座さんが、やさしく微笑んでいた

「そうやって生まれた“好き”のかけらたちが
 光の粒みたいに、この場所を照らしてくれるんです」


空を見上げると──
ちょうどひとすじの光が射していた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう!
 次は──“手しごと”の庭へ出発です」

今度は、“わたしをととのえる時間”にふれる旅へと向かいます𓂃𓈒𓏸



* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#05|ひかりの舞台──

『 “わたしの好き”に光が当たる場所 』

星の谷の北と西のあいだに広がる、“ひかりの舞台”

そこは、壇上のない舞台
スポットライトは、ひとりひとりの“好き”にあたっている

気持ちを表現したダンス
こっそり作った歌を口ずさむ
胸の奥にあった好きの気持ちを伝える──

そのどれもが、
この場所ではちゃんと「輝き」になる

誰かが夢中になっていると
なぜか、自分の“好き”も思い出す

この場所に降りたつと
“わたしらしさ”が花火みたいにひらいていく

✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『恋の落とし穴エリア』
うっかりでも、わざとでも
ふかふかの芝生が、恋ごころを受け止めます

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『1日主役体験』
「主役たすき」をかけた瞬間、
ひかりと自信の魔法がふわりとかかります
※スポットライトは譲り合い制
(自分で照らしてもOKです)

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと
“好き”って、恥ずかしいものじゃなくて
あなたを照らすひかりのもとになるものです

この世界には、あなたの“楽しい”が
ちゃんと似合う場所があります


📎発行:星の谷マガジン編集部

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次回は、「手しごとの庭(6ハウス)」を
ご案内しますね𓂃𓈒𓏸

静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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