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星の谷ツアー|#01 はじまりの広場 ─ わたしが立つ場所(1ハウス) ─
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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?
このページは、星たちの暮らす“12の場所”──
西洋占星術でいう「ハウス」をめぐる
小さな旅です𓂃𓈒𓏸
1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます
🌿はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は
☞ [星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺
さて、今回は──
星の谷の「はじまりの広場」へ出発です𓂃🌞
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🧭星の谷ツアー|はじまりの広場
(1ハウス)
「おはようございます!」
ツアーの集合場所には
朝の光をまとった射手座さんが
にこっと笑顔で立っていた
今日は、透けるような白いシャツに
赤いラインの入ったスカーフをきゅっと巻いて
足もとは、歩きやすいキャンバスのスニーカー
コンパスのついた腕時計をくるっと回して
「さあ、旅のはじまりですよ」と声をひとつ
🌞ここは、星の谷の東のはしっこにある
「はじまりの広場」──
朝いちばんの光が、まっすぐに差しこみ
風も、音も、
まだうまれる前のような静けさが流れている
誰にも決められていない
“わたしのかたち”が、
ふわっと立ちあがるような場所𓂃
射手座さんは、
ゆっくりと歩き出しながら、語りかける
「この広場はね、
まだ何も始まってないからこそ、
“わたしって、どんなひと?”って
問いが自然に浮かんでくる場所なんです」
「だからここでは、
かっこつけなくても、
誰かと比べなくてもいい」
「“自分でいる”って、
たぶんそういうことなんですよね」
🌱少し歩いた先で──
広場の真ん中に立っているのは、牡羊座さん
もうすでにストレッチを終えて
今日の一歩目を踏み出す準備はばっちり
「ん〜〜、この空気!
今日もわたし、
ちゃんと“わたし”してる〜!」
その姿は、誰よりも自然体で
誰よりも今、この場所を楽しんでいる
そして、
まわりにいる他のツアーの参加者たちも
すこしずつ表情がゆるみはじめていた
さっきまで背中を丸めていた人が
すっと背すじを伸ばして
「おはよう」と小さな声で
はじめての言葉を口にする
“わたしがここにいる”という感覚が
静かに、でも確かに満ちていく──
射手座さんは、
そんなみんなの様子を見ながら
やさしく微笑んだ
「この広場には、不思議な魔法があるんです」
「“わたし”を始める準備は、
もうできてるんだよって──
ちゃんと教えてくれるんですよね」
「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
つぎは──“恵みの丘”へ出発です」
今度は、“わたしの持っているもの”に
静かに目を向けていく時間がはじまります𓂃𓈒𓏸
* * おまけ * *
📘星の谷マガジン
創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅
✦ ✦ ✦
#01|はじまりの広場──
『 わたし、はじめます 』
星の谷の東にひろがる、
“はじまりの広場”
まだ何者でもない
“わたし”が、ふと立ち止まる場所
朝の空気は、
ちょっとひんやりしていて
鳥の声や風の音が、
ふだんよりもすこし大きく聴こえる
ここを訪れる人たちは、
なんだかみんなそわそわしてる
でも、それも悪くない
なにかが始まりそうな予感に、
心がすこしずつほどけていく──
✦ ✦ ✦
👒編集部おすすめスポット
『名もなき標識』
「← わたし」「→ わたし」「↑ わたし」──
どっちを選んでも、自分に出会う道しるべ
※日によって表示が変わります
🧘♀️編集部おすすめワークショップ
「わたしのリズムを見つける」時間
ただ、“今のわたし” に耳をすますワーク
(うっかり寝てもOKです)
✦ ✦
🫧 編集部からのひとこと
はじまりの広場は、
目的を決めていなくても大丈夫。
ただ立って、ただ歩いて、
ただ深呼吸してみて。
“わたしの輪郭”がふわりと浮かびあがる、
そんな旅の入口です。
📎発行:星の谷マガジン編集部
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次回は、
「恵みの丘(2ハウス)」ご案内しますね𓂃
また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯
星と月とくらす Yuri