星よみコラム

2025-07-06 18:22:00

星の谷ツアー|#01 はじまりの広場 ─ わたしが立つ場所(1ハウス) ─

1ハウス.png

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術でいう「ハウス」をめぐる
小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🌿はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「はじまりの広場」へ出発です𓂃🌞


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🧭星の谷ツアー|はじまりの広場
(1ハウス)

「おはようございます!」

ツアーの集合場所には
朝の光をまとった射手座さんが
にこっと笑顔で立っていた

今日は、透けるような白いシャツに
赤いラインの入ったスカーフをきゅっと巻いて
足もとは、歩きやすいキャンバスのスニーカー

コンパスのついた腕時計をくるっと回して
「さあ、旅のはじまりですよ」と声をひとつ


🌞ここは、星の谷の東のはしっこにある
「はじまりの広場」
──

朝いちばんの光が、まっすぐに差しこみ

風も、音も、
まだうまれる前のような静けさが流れている

誰にも決められていない
“わたしのかたち”が、
ふわっと立ちあがるような場所𓂃

射手座さんは、
ゆっくりと歩き出しながら、語りかける

「この広場はね、
 まだ何も始まってないからこそ、
 “わたしって、どんなひと?”って
 問いが自然に浮かんでくる場所なんです」


「だからここでは、
 かっこつけなくても、
 誰かと比べなくてもいい」


「“自分でいる”って、
 たぶんそういうことなんですよね」


🌱少し歩いた先で──
広場の真ん中に立っているのは、牡羊座さん

もうすでにストレッチを終えて
今日の一歩目を踏み出す準備はばっちり

「ん〜〜、この空気!
 今日もわたし、
 ちゃんと“わたし”してる〜!」

その姿は、誰よりも自然体で
誰よりも今、この場所を楽しんでいる

そして、
まわりにいる他のツアーの参加者たちも
すこしずつ表情がゆるみはじめていた

さっきまで背中を丸めていた人が
すっと背すじを伸ばして

「おはよう」と小さな声で
はじめての言葉を口にする

“わたしがここにいる”という感覚が
静かに、でも確かに満ちていく──

射手座さんは、
そんなみんなの様子を見ながら
やさしく微笑んだ

「この広場には、不思議な魔法があるんです」

「“わたし”を始める準備は、
 もうできてるんだよって──
 ちゃんと教えてくれるんですよね」


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 つぎは──“恵みの丘”へ出発です」

今度は、“わたしの持っているもの”に
静かに目を向けていく時間がはじまります𓂃𓈒𓏸



* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#01|はじまりの広場──

『 わたし、はじめます 』

星の谷の東にひろがる、
“はじまりの広場”

まだ何者でもない
“わたし”が、ふと立ち止まる場所

朝の空気は、
ちょっとひんやりしていて

鳥の声や風の音が、
ふだんよりもすこし大きく聴こえる

ここを訪れる人たちは、
なんだかみんなそわそわしてる
でも、それも悪くない

なにかが始まりそうな予感に、
心がすこしずつほどけていく──


✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『名もなき標識』
「← わたし」「→ わたし」「↑ わたし」──
どっちを選んでも、自分に出会う道しるべ
※日によって表示が変わります

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
「わたしのリズムを見つける」時間
ただ、“今のわたし” に耳をすますワーク
(うっかり寝てもOKです)

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと
はじまりの広場は、
目的を決めていなくても大丈夫。

ただ立って、ただ歩いて、
ただ深呼吸してみて。

“わたしの輪郭”がふわりと浮かびあがる、
そんな旅の入口です。


📎発行:星の谷マガジン編集部


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次回は、
「恵みの丘(2ハウス)」ご案内しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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