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星の谷ツアー|#10 宣言のテラス ─ わたしの旗を立てる場所(10ハウス) ─
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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?
このページは、星たちの暮らす“12の場所”──
西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸
1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます
🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は
☞ [星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺
さて、今回は──
星の谷の「宣言のテラス」へ出発です𓂃🏛️
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🧭星の谷ツアー|宣言のテラス
(10ハウス)
星見の塔をあとにした一行は
翌朝ふたたび、村の広場に集まった
広場からつながる
ながい石畳の坂を上っていくと
ふいに視界がひらける──
ここは──星の谷の「宣言のテラス」🏛️
星の谷でいちばん空に近い場所にある
この高台から声を放つと
谷じゅうに響き渡り
自分の想いが、はっきりしてくる
𓂃
🖋 今日の射手座さんは
ネイビーのジャケットに白いシャツ
胸ポケットには万年筆が光っている
「ここではね、
“これから自分がどんな景色をつくるのか”
社会に向けて声にする場所なんです」
👔 テラスの真ん中には
ちょうど山羊座さんが立っていた
きっちりスーツに磨かれた靴──
と思いきや、片方の靴ひもがほどけていた
「……おっと」
結び直しながら、笑って言う
「ここで口にしたことは、
“やる”って、決めたことになるんですよ」
「ただ、ここは練習の場所じゃない
形にする覚悟を持って立つんです」
𓂃
「そんな立派なこと、すぐ浮かばないなぁ…」
参加者のつぶやきに、射手座さんがにやり
「最初は小さなことでもいいんです
宣言することが大事なんです」
山羊座さんもうなずく
「そうそう、まずは“宣言する”こと
気づけば思ったより進んでた──
そんなもんですよ」
𓂃
🏕参加者たちは、テラスから谷を見渡してみた
家々の屋根、市場の人々、遠くに見える畑
“自分もこの村をつくる一員”だと、実感がわいてきた
「ここで声にするとね、“私は何をする人か”
ちゃんと周りに届くんです」
山羊座さんの言葉に、
射手座さんが笑顔で加える
「そして、それは自分にも届くんです
口にした瞬間、“夢”じゃなくて“約束”になる」
📢「来月のイベントで、作品を出します!」
一人の宣言が風に乗り、谷へ広がる
ひとり、またひとり──声のリレーが続いた
宣言のあと、みんな背筋が少し伸びていた
「ここに立つと、
未来の自分が少しはっきりしてきて
そこへ向かう道も、何となく見えてくるんです」
みんな、ここでの宣言が
この先の道しるべになりはじめていた
「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
次は──“風の窓辺”へ出発です」
今度は、“未来へのビジョン”を
仲間と描く時間がはじまります𓂃𓈒𓏸
* * おまけ * *
📘星の谷マガジン
創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅
✦ ✦ ✦
#10|宣言のテラス──
『 わたしの声で、景色が変わる 』
星の谷の、南の高台にある“宣言のテラス”
石畳の坂をのぼりきると、
頬をなでる風がふわりと通りぬける
ひらけたテラスの先には
屋根や畑、広場まで続く景色が広がり
村の息づかいがまるごと見渡せる
声を放てば、谷じゅうに響きわたり
その言葉が、たしかに未来を動かしはじめる𓂃
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👒編集部おすすめスポット
『肩書きシュレッダー』
重い肩書きを書いて入れると
翌朝にはこっそり回収してくれる
※肩こりまで治ると噂の大人気スポット
🧘♀️編集部おすすめワークショップ
『星の谷オリジナル名刺工房』
好きな未来の名刺をつくれます
配ったら最後、やらざるを得ません
※職人が勝手に未来を盛る場合あり
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🫧 編集部からのひとこと
大きな声じゃなくてもいい
たとえ小さな声でも、
ここで放つ言葉は未来へ届きます
📎発行:星の谷マガジン編集部
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星と月とくらす Yuri