星よみコラム

2025-08-11 13:48:00

星の谷ツアー|#10 宣言のテラス ─ わたしの旗を立てる場所(10ハウス) ─

10ハウス.png

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「宣言のテラス」へ出発です𓂃🏛️


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🧭星の谷ツアー|宣言のテラス
(10ハウス)

星見の塔をあとにした一行は
翌朝ふたたび、村の広場に集まった

広場からつながる
ながい石畳の坂を上っていくと
ふいに視界がひらける──

ここは──星の谷の「宣言のテラス」🏛️

星の谷でいちばん空に近い場所にある
この高台から声を放つと

谷じゅうに響き渡り
自分の想いが、はっきりしてくる


𓂃

🖋 今日の射手座さんは
ネイビーのジャケットに白いシャツ
胸ポケットには万年筆が光っている

「ここではね、
 “これから自分がどんな景色をつくるのか”
 社会に向けて声にする場所なんです」


👔 テラスの真ん中には
ちょうど山羊座さんが立っていた

きっちりスーツに磨かれた靴──
と思いきや、片方の靴ひもがほどけていた

「……おっと」
結び直しながら、笑って言う

「ここで口にしたことは、
 “やる”って、決めたことになるんですよ」

「ただ、ここは練習の場所じゃない
 形にする覚悟を持って立つんです」

𓂃


「そんな立派なこと、すぐ浮かばないなぁ…」

参加者のつぶやきに、射手座さんがにやり

「最初は小さなことでもいいんです
 宣言することが大事なんです」

山羊座さんもうなずく

「そうそう、まずは“宣言する”こと
 気づけば思ったより進んでた──
 そんなもんですよ」

𓂃

🏕参加者たちは、テラスから谷を見渡してみた

家々の屋根、市場の人々、遠くに見える畑
“自分もこの村をつくる一員”だと、実感がわいてきた

「ここで声にするとね、“私は何をする人か”
 ちゃんと周りに届くんです」

山羊座さんの言葉に、
射手座さんが笑顔で加える

「そして、それは自分にも届くんです
口にした瞬間、“夢”じゃなくて“約束”になる」


📢「来月のイベントで、作品を出します!」
一人の宣言が風に乗り、谷へ広がる

ひとり、またひとり──声のリレーが続いた
宣言のあと、みんな背筋が少し伸びていた


「ここに立つと、
 未来の自分が少しはっきりしてきて
 そこへ向かう道も、何となく見えてくるんです」

みんな、ここでの宣言が
この先の道しるべになりはじめていた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 次は──“風の窓辺”へ出発です」

今度は、“未来へのビジョン”を
仲間と描く時間がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#10|宣言のテラス──

『 わたしの声で、景色が変わる 』

星の谷の、南の高台にある“宣言のテラス”

石畳の坂をのぼりきると、
頬をなでる風がふわりと通りぬける

ひらけたテラスの先には
屋根や畑、広場まで続く景色が広がり
村の息づかいがまるごと見渡せる

声を放てば、谷じゅうに響きわたり
その言葉が、たしかに未来を動かしはじめる𓂃


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👒編集部おすすめスポット
『肩書きシュレッダー』
重い肩書きを書いて入れると
翌朝にはこっそり回収してくれる
※肩こりまで治ると噂の大人気スポット

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『星の谷オリジナル名刺工房』
好きな未来の名刺をつくれます
配ったら最後、やらざるを得ません
※職人が勝手に未来を盛る場合あり

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🫧 編集部からのひとこと

大きな声じゃなくてもいい

たとえ小さな声でも、
ここで放つ言葉は未来へ届きます


📎発行:星の谷マガジン編集部

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星と月とくらす Yuri 

🌙 星の谷から星の教室へ

西洋占星術を基礎から学べる教室をひらいています𓂃𓏸

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