星よみコラム

2025-08-12 09:30:00

星の谷ツアー|#11 風の窓辺 ─ わたしたちの未来を描く場所(11ハウス) ─

11ハウス.png

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「風の窓辺」へ出発です𓂃🪟


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🧭星の谷ツアー|風の窓辺
(11ハウス)

光がやわらかくなりはじめたころ
射手座さんたちは、細い坂道を登っていく

坂を抜けると──
大きな窓が並ぶ建物がぽつんと立っていた

窓からは、
谷をわたる風が自由に吹き込み

あちこちに置かれた机や椅子のまわりで
人びとが思い思いに話しこんでいる

ここは──星の谷の「風の窓辺」🪟

誰の家でもないのに
誰もが自然に集まってくる場所

持ち寄られた楽器や本、手づくりのパン、
未来の話が書かれたノート──

ページがめくられるたび、風がふっと混ざり
笑い声が、窓から空へと広がっていく

𓂃

🥤射手座さんに目をやると、
薄いブルーのシャツにスニーカー
手には、タンブラーを持っている

「ここには、アイデアが煮詰まったときに
 ふらっと、おしゃべりに来るんですよ〜」
 そう言って、窓辺に腰かけた


🎧すると奥から、水瓶座さんが現れた
黒いパーカーに、ヘッドフォン
片手にはタブレットを持っていた

「集まる理由? べつになくてもいいんだよ」
水瓶座さんは少し笑って、窓の外を見た

「でも、不思議とここでは、
 “まだ形のない未来”の話が始まったり…」

「誰かの得意と、誰かの想いが
 ここでふっとつながって──
 ひとりじゃできないことができたりする」

𓂃

🎨参加者たちも、好きなコミュニティで
自分のアイデアやひらめきを話し始めた

誰かが絵を描き、誰かが曲をつけ、
また別の誰かが文章を添える

「わたしひとりじゃ、思いつかなかったな」
誰かがぽつりとつぶやくと、

「だから“わたしたち”がいるんだよ」
と水瓶座さんが返した

射手座さんも、周りを見渡しながらうなずく

「ここはね、“未来のたね”を
 みんなで描いて、育てる窓辺なんです」

この窓辺で、誰かの灯りがともるたび
それぞれの中にあった未来のかけらが
ひとつの光になっていった──

𓂃

空が茜色に染まりはじめたころ
射手座さんが声をかけた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 次は──“夢みる湖”へ出発です」

今度は、“わたしが眠る場所”に
そっとふれる旅がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#11|風の窓辺──

『 未来のたねは、ちいさな会話から 』

星の谷の、南東にある“風の窓辺”

ここは、誰の家でもないけれど
いつも誰かの声でにぎわっている──

楽器や本、スケッチやレシピ
“まだ形になっていない未来”の話

ここでは、それらが少しずつ混ざりあい、
やがてひとつの光になっていく

ときどきふらっと訪れると
思いがけないアイデアにはっとして──
その続きをまた話したくなる


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👒編集部おすすめスポット
『カケラノートの棚』
未来の断片を自由に書くノート
※変な絵も歓迎/持ち出し自由

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『趣味探し隊』
いろいろ挑戦して、ピッタリな趣味を探します
※楽しすぎて、多趣味になる場合があります

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと

ひとりの夢は、小さな火種──
でも、だれかの夢とつなげたとき
それは風にのって遠くまで届くかもしれない


📎発行:星の谷マガジン編集部

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星と月とくらす Yuri 

🌙 星の谷から星の教室へ

西洋占星術を基礎から学べる教室をひらいています𓂃𓏸

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