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星の谷ツアー|#11 風の窓辺 ─ わたしたちの未来を描く場所(11ハウス) ─
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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?
このページは、星たちの暮らす“12の場所”──
西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸
1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます
🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は
☞ [星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺
さて、今回は──
星の谷の「風の窓辺」へ出発です𓂃🪟
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🧭星の谷ツアー|風の窓辺
(11ハウス)
光がやわらかくなりはじめたころ
射手座さんたちは、細い坂道を登っていく
坂を抜けると──
大きな窓が並ぶ建物がぽつんと立っていた
窓からは、
谷をわたる風が自由に吹き込み
あちこちに置かれた机や椅子のまわりで
人びとが思い思いに話しこんでいる
ここは──星の谷の「風の窓辺」🪟
誰の家でもないのに
誰もが自然に集まってくる場所
持ち寄られた楽器や本、手づくりのパン、
未来の話が書かれたノート──
ページがめくられるたび、風がふっと混ざり
笑い声が、窓から空へと広がっていく
𓂃
🥤射手座さんに目をやると、
薄いブルーのシャツにスニーカー
手には、タンブラーを持っている
「ここには、アイデアが煮詰まったときに
ふらっと、おしゃべりに来るんですよ〜」
そう言って、窓辺に腰かけた
🎧すると奥から、水瓶座さんが現れた
黒いパーカーに、ヘッドフォン
片手にはタブレットを持っていた
「集まる理由? べつになくてもいいんだよ」
水瓶座さんは少し笑って、窓の外を見た
「でも、不思議とここでは、
“まだ形のない未来”の話が始まったり…」
「誰かの得意と、誰かの想いが
ここでふっとつながって──
ひとりじゃできないことができたりする」
𓂃
🎨参加者たちも、好きなコミュニティで
自分のアイデアやひらめきを話し始めた
誰かが絵を描き、誰かが曲をつけ、
また別の誰かが文章を添える
「わたしひとりじゃ、思いつかなかったな」
誰かがぽつりとつぶやくと、
「だから“わたしたち”がいるんだよ」
と水瓶座さんが返した
射手座さんも、周りを見渡しながらうなずく
「ここはね、“未来のたね”を
みんなで描いて、育てる窓辺なんです」
この窓辺で、誰かの灯りがともるたび
それぞれの中にあった未来のかけらが
ひとつの光になっていった──
𓂃
空が茜色に染まりはじめたころ
射手座さんが声をかけた
「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
次は──“夢みる湖”へ出発です」
今度は、“わたしが眠る場所”に
そっとふれる旅がはじまります𓂃𓈒𓏸
* * おまけ * *
📘星の谷マガジン
創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅
✦ ✦ ✦
#11|風の窓辺──
『 未来のたねは、ちいさな会話から 』
星の谷の、南東にある“風の窓辺”
ここは、誰の家でもないけれど
いつも誰かの声でにぎわっている──
楽器や本、スケッチやレシピ
“まだ形になっていない未来”の話
ここでは、それらが少しずつ混ざりあい、
やがてひとつの光になっていく
ときどきふらっと訪れると
思いがけないアイデアにはっとして──
その続きをまた話したくなる
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👒編集部おすすめスポット
『カケラノートの棚』
未来の断片を自由に書くノート
※変な絵も歓迎/持ち出し自由
🧘♀️編集部おすすめワークショップ
『趣味探し隊』
いろいろ挑戦して、ピッタリな趣味を探します
※楽しすぎて、多趣味になる場合があります
✦ ✦
🫧 編集部からのひとこと
ひとりの夢は、小さな火種──
でも、だれかの夢とつなげたとき
それは風にのって遠くまで届くかもしれない
📎発行:星の谷マガジン編集部
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星と月とくらす Yuri