星よみコラム

2025-05-06 12:00:00

星は “あなた” をしばらない

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「太陽が○○座だから〇〇な性格だよね」

「その配置って、恋愛こじらせがちじゃない?」

「12ハウス多いなら、不倫とか注意したほうが…」

西洋占星術にふれると、時々そんな言葉に出会うことがあります

もしかしたら、誰かをラベリングしていたり
自分自身に、そっと“呪いのことば”をかけてしまっていることも


セッションやレッスンを重ねるなかで
ふと思ったことがありました

**「ああ、わたしは、
 星で誰かをしばりたくないし
 自分もしばられたくなかったんだ」**って


もちろん、星の象意や伝統的な意味は
大切な地図のようなもの

しっかり学び
正確に伝えることはとても大切ですし

わたしもそこは、とても大事にしています


でも──
その“地図”の一部だけを見て

「この道だからうまくいかないんだ」とか

「この配置だから、こうなります」

と決めつけてしまったら
星のやさしさはきっと届かなくなってしまう


星よみは、“答えを決めるため”じゃなく
“まなざしを変える”ためにあると思うのです

ここ最近、星を知ることで
どんどん自由になる感覚があります

用意された星座の型に
自分をあてはめるのではなく

「わたしはどう在ると心地いいのか」
そんな視点で星を読めるようになったからかもしれません


わたしのなかには、太陽も月も水星も──
いろんな星の住人たちが、それぞれの声を持って暮らしています

がむしゃらに突っ走ってしまう時もあれば
感じとりすぎて立ち止まるときもあって
どこか抜けてたり、やたら慎重だったり…

でもそのどれもが
ちゃんと星の声だったと知ってから

自分のことがちょっと愛おしく
思えるようになりました


人は、ひとつの星座や
ひとつの星の配置だけじゃ決まらない

わたしたちは
いろんな星たちの組み合わせでできていて

それぞれが、静かに、でも確かに
わたしたちを支えてくれているのです


そのことに気づいたとき
「自分を決めつけていたのは、わたしかもしれない」って思いました


そんな思いをあらためて見つめ
個人レッスンのかたちを整えなおしました

リニューアル後のレッスンは
これまでの内容を土台として大切にしながら
ホロスコープを全体で読む感覚を育てていけるように

サイン・天体・アスペクト──
ひとつずつの意味を正しく理解したうえで

それらがどう関わりあっているのかを
“その人の星”として読みといていく視点を深めていきます

知識だけじゃない、感覚とつながる読み方を
自分のペースで、ていねいに積み重ねていくような内容です

気になる方は
よかったら覗いてみてくださいね𓂃🕊



▼ 個人レッスンの詳細はこちらから

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▶︎ [個人レッスンのご案内ページへ]




星と月とくらす Yuri



2025-05-05 12:00:00

星の谷の住人たち|#06 乙女座さんが ととのえる、 満月の日

星の谷の住人たち|乙女座さんが ととのえる、 満月の日


🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆

12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

ぜひこの場所で星たちの関係性を
物語で感じてみてくださいね


🍿 星の谷が初めましての方へ
まずは、はじまりの物語をお読みください
[星の谷はじまりの物語へ]


🏕 今回は──
夏と秋の季節の間に生まれた
乙女座さんが主役

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜 登場する星たちの関係性 〜

・山羊座さん:調和/120度
価値観が似ていて安心できる存在

・魚座さん:補完/180度
正反対だけど深くつながれる存在

・双子座さん:緊張/90度
ちょっとムッとすることも...
 でも、刺激をくれる存在
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

📚
#06:乙女座さんが ととのえる、満月の日

満月の日は、ちょっとだけ忙しい
星の谷では、体調も、気分も
なにかと揺れやすくなるから──

乙女座さんは、いつもより少し早く
静かに店の支度を整えた

「……ちょっと熱っぽいかもね」

顔色と歩き方でぴたりと読みとると
記録帳をパタンと閉じた

𓂃


棚の上には、今朝用意しておいたハーブティー
ちゃんと、ひとりぶん多めに淹れてある

やっぱり、ね。ほら来た──

「ねぇねぇ今日、なんか……満月らしいよ?」

ドアのすき間から
双子座さんがヒョコッと登場

「揺れてる子、多いっぽいよ〜?」

どこ情報かは毎度ふんわりしてる

でも、あなどれない
気づけば、助けられていることも多いのだ

乙女座さんはため息まじりに棚に手を伸ばす
「……カモミールとレモンバーム、あとホップも少しね」

どうせあとで、ぐったりして戻ってくる
口では文句を言いながらも、結局ブレンドしてしまう

𓂃


「ラベンダーがいいなぁ…今日はなんとなく」
いつの間にか、魚座さんがそばにいた

「満月で、空気がやわらかいからかな?
 ……夢の中みたい」

乙女座さんは、思わずふふっと笑ってしまった

なんだかんだで
こういうときに現れるのが魚座さんなのだ

きっちり詰まっていた時間に
少しだけ すき間ができる
それだけで、呼吸がふっと軽くなる

乙女座さんは
ラベンダーとローズの小瓶を並べた

魚座さんの手が、小瓶にそっとのびた
ラベンダーを、ひとつ選んで手に取る

「……これ、きっと、
 星も飲みたがってる気がする」

乙女座さんは、聞こえなかったふりをした

𓂃

「喉が乾燥してて、ハーブお願いできる?」

「帰る途中だし──
 ほら、蠍座さんに渡しておくよ」

山羊座さんが
奥の棚から包みを取ってふいに言った

満月の日は、
乙女座さんが忙しいことを知っている

だから、いつも“ついで”を装って
そっと誰かの分を持っていってくれる

あえて大げさにお礼は伝えないけど

エキナセアをほんの少し多めにして
そっと“はちみつの小瓶”も添えておいた

たぶんこれで伝わる

𓂃

満月の日──
ぐらぐらする誰かと、そっと支える誰か

今日もまた、静かな調合の音が
星の谷の空気をやさしく

そしてなめらかに
めぐらせてくれるのです𓂃𓈒𓏸


星と月とくらす Yuri  

𓂃

📗 星の谷|キャラ図鑑

♍︎

Virgo

日々の揺らぎを、そっとととのえるひと

▪︎特技
プロレベルのアイロンがけ
家事動線が秒で見える

▪︎趣味
村のイベントカレンダーづくり
朝イチのスムージーづくり

▪︎元気になる色
セージグリーン、クリームホワイト

▪︎癒されるアロマ
ラベンダー、ペパーミント、フェンネル

〜 村のハーブ屋さん 〜

村のちいさなハーブ屋さんでは
その日の体調や暮らしのリズムに合わせ
 
ぴったりのハーブティーが
静かにスタンバイされている
 
顔色や声のトーン、歩き方のくせまで
日々の変化をちゃんと記録していて
頼まれる前に整えてくれる──
 
それはもう
乙女座さんの自然な呼吸のようなもの
 
“もしもの時”の準備は、
誰よりも抜かりなく
 
完璧を目指すぶん、自分には厳しくて
ときどき落ち込むこともあるけれど…
 
そのていねいな整え仕事が
谷の空気をめぐらせてくれる𓂃𓈒𓏸
 
2025-05-04 12:00:00

【2025年5月5日|冥王星逆行】 ほんとうに変わる前に、たしかめておきたいこと

星々の夜空.png

𓂃𓈒𓏸

ほんとうに変わる前に たしかめておきたいこと

𓂃𓈒𓏸

今年──
星たちはそれぞれのリズムで
“はじまりの場所”へと歩みを戻しています

海王星が、まだ名前のない夢を抱えて牡羊座へ
土星もまた、もうすぐ新しい道を歩きはじめます

そんな中、冥王星は
水瓶座のなかだけで、静かにふりかえる時間に入りました


🕊 冥王星逆行|2025年5月5日〜10月14日
水瓶座のはじまりのエリアを、ゆっくりふりかえります
(山羊座には、もう戻りません)

変わりたい気持ちと
変わることへの不安が
こころの奥でふわりとふれあうような季節

冥王星の逆行は
そんな“あいだ”にある感情と
ゆっくり向き合うような時間です



🕯 冥王星が照らすもの

冥王星は、
わたしたちの深いところにある「根っこ」を映し出す星

無意識に染みついた価値観や
いつのまにか手にしていた「こうあるべき」のかたちを
そっと見つめなおす力を持っています

そして今回、
冥王星ははじめて、水瓶座のなかだけでふり返ろうとしています

もう、山羊座という「かつての常識」には戻らずに

変わりはじめた今──
心の奥にある“ほんとうの本音”と
もう一度出会っておく


そんな、たしかめるような時間なのかもしれません



🌿 この逆行がそっと問いかけてくること

理想をえがいたつもりが
どこかで“誰かの未来”をなぞっていたかもしれない

自由を選んだつもりが
気づかないうちに“別の何か”に縛られていたかもしれない

いま、わたしたちは
「このまま、新しいわたしで生きていける?」
と、やさしく問いなおされているのかもしれません

あわてなくて大丈夫
答えが出なくてもいい

冥王星の逆行がくれるのは
「問いなおすこと」そのものに、意味があるということ

すぐに動かなくてもいい
いまは、こころの深いところを
ゆっくりと見つめておく季節です



☕️ この時期のちいさなヒント

・情報やSNSから、すこしだけ離れてみる

・“選ばなかった道”に、ふと思いをめぐらせてみる

・「わたしにとっての自由って?」と問いかけてみる

・人と比べず、自分の心地よさを大切にしてみる



✍️ さいごに

土星も、木星も、天王星も──
この先、次々と「新しい星座」に入っていきます

時代そのものが
大きく衣を着替えるような、そんな年のはじまり

そんな流れのなかで
冥王星は静かに、でもたしかなまなざしで語りかけてきます

「あなたは、本気で変わる準備ができてる?」

「その未来は、“ほんとうの望み”ですか?」

変わっていく途中だからこそ
もう一度、やさしくたしかめておきたい

この逆行が
あなたの奥にある願いと、ふわりと向きあう時間になりますように𓂃𓈒𓏸


星と月とくらす Yuri


2025-05-03 14:09:00

星の谷の住人たち|#05 獅子座さんがひかりをつなぐとき

星の谷の住人たち|獅子座さんがひかりをつなぐとき


🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆

12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

ぜひこの場所で星たちの関係性を
物語で感じてみてくださいね


🍿 星の谷が初めましての方へ
まずは、はじまりの物語をお読みください
[星の谷はじまりの物語へ]


🏕 今回は──
夏のまっさかりに生まれた
獅子座さんが主役

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
〜 登場する星たちの関係性 〜

・牡羊座さん:調和/120度
価値観が似ていて安心できる存在

・水瓶座さん:補完/180度
正反対だけど深くつながれる存在

・牡牛座さん:緊張/90度
ちょっとムッとすることも...
 でも、刺激をくれる存在

・特別出演:ちび獅子 🦁✨
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

📚
#05:獅子座さんがひかりをつなぐとき

「…どうせ、ぼくなんか…」
村はずれのベンチで
ちび獅子が小さくつぶやく

昨日の“ステージ発表”で
ちょっとスベったらしい

挨拶のあとに投げキッスを入れたのが
やりすぎだったのかも──


「何それ、最高だったけど?」
そこに現れたのは牡羊座さん

今日も全力で駆け抜けてきたらしく
帽子が風でどこかへ飛んでいったまま

「オレなんか、転んでも立ち上がったら
 拍手あったよ?いけるいける!」

𓂃

「いや、それはあなたが異常なだけ…」
後ろでそっと帽子を拾っていたのは牡牛座さん

顔は笑っていないけど、ちゃんと手は動いてる

「もうちょっと普通に出てたら、
 光り方もちがったかもね」

「でも、ま、次は“あえて静かに登場”とか?
 ギャップって大事よ」


そんなやりとりを見ていた
水瓶座さんがぽつり──

「そうやって悩むのも、だいたい全部、
 火になるんだけどね」

𓂃

そして、広場の奥でステージを整えながら
パパ獅子はそっと目を細めた──

(ああ、昔のオレみたいだ)

誰より派手に登場して、誰より空回りして
拍手がもらえないと、しょんぼり背中を向けてたあの頃

でも、あのとき
誰かが火を消さずにいてくれたから
今、自分が誰かの火をつなぐ番なんだ

𓂃

「よし、準備OKだよー」
パパ獅子がふいに声をかける

ちび獅子がはっと顔を上げたとき──

スポットライトが、月のひかりと重なるように
舞台のセンターをふわっと照らしていた


「…出ていいの?」

「うん。君のステージだよ」

今日もまた、誰かが
“自分らしい火の灯し方”を思い出せるように

村の演出家は、
そっと合図を出してくれているのです𓂃𓈒𓏸


星と月とくらす Yuri  

𓂃

📗 星の谷|キャラ図鑑

♌︎

Leo

光を創って、自分らしく輝くひと

▪︎特技
アドリブでも、それっぽく話せる
フラッシュモブの演出(ド派手)

▪︎趣味
のど自慢大会出場(歌より演出に全力)
お祭りの司会(去年からレギュラー)

▪︎元気になる色
太陽みたいなオレンジ、シャンパンゴールド

▪︎癒されるアロマ
オレンジ、フランキンセンス、ローズマリー

〜 村の演出家 〜

この村で
光をつかうなら、お任せあれ
 
ステージを創り
楽しそうに、あたたかく
その日の主役を照らしてる
 
でも時々──
拍手が鳴りやまない夜は
堂々とステージの真ん中に立ってみせる
 
ただそこにいるだけで
誰かの心に火を灯す、あこがれの背中
 
──ほんとは
ひとり静かに落ち込む日もあるけれど
誰にも見せず、また光の中へ戻っていく
 
その背中が輝くのは
誰かに見られるためじゃなく
自分の火を信じているから
 
自分の輝き方も
誰かを輝かせる火の届け方も
ちゃんと知ってる
 
今日もまた「その人らしい輝き方」を
背中で伝えてくれているのです𓂃𓈒𓏸
 
2025-04-28 17:25:00

“隠れシングルタスク”だったと気づけた日


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どこかで頑張ってる隠れシングルタスク民へ

昔から、私は自分が
マルチタスクな人間だと思い込んでいました

会社員時代も「要領いいね」って、
言われることが多かったし

「末っ子だからかな」なんて
自分でも まあそうかなって思っていたんです

でも 頑張れば頑張るほど
自分がすりきれることも多くて𓂃

ここ最近、なんだか前より
穏やかに過ごせてるなぁって気がついたんです

なんでだろう?
そんなふうに思って星を読んでみたら──

わたし本当は
**「ひとつずつ 感じながら進みたい人」**だったんです

社会ではマルチタスク風にふるまっていたけれど

実態は、「隠れシングルタスク民」笑

そんな自分に、最近ようやく気づけました𓂃𓈒𓏸



わたしの水星は射手座で
山羊座の海王星とコンジャンクション(11ハウス)──

本当は大きな視点で丁寧に考えてから
進みたいタイプ

だから、整っていない状態や予定が
あれこれ無造作に押し寄せてくると

脳内がもやもや〜っと
霧に包まれるような感覚になっていました



さらに、月は魚座1ハウス
火星は水瓶座12ハウス──

ふだんは静かにエネルギーをあたためているけれど

いろんなことが一度に混ざると
心の中にざわつきが広がって

「これは先にやらなきゃ!」って
無意識に一点集中モードに切り替わります

会社員だった頃は
進行スケジュールを組み直しながら

あれもこれも同時にこなしている風で
頑張っていました

でも実際は
「今これを終わらせておかないと、後がつかえる」って

脳内で超高速に順番を組み替えて
ひとつずつ集中していただけ

5個を同時進行してるんじゃなくて

超高速で5回集中し直してるみたいなイメージです 笑

見た目はマルチタスク風だけど、
実態は"高速シングルタスク処理"

想像するだけで、今ならクスッと笑えます𓂃𓈒𓏸



キロンは双子座の4ハウス──

表面的には器用そうに見えるけれど
整ってない情報やスケジュールには
じわじわストレスを感じる星です

スケジュールが急に変わったり
調整が何度も続くと

じわじわと疲れが蓄積...

今なら「そりゃそうだよね〜」って思えます

自分のペースで動くようになってからは

謎のイライラも
気持ちが混ざって疲れることもなくなりました

あの頃、がむしゃらに
「高速シングルタスク」で
がんばっていた自分を思い出すと

「よくやってるね」って
そっと背中をポンっと押したくなるくらいです

星たちは、そんな私に教えてくれました

── あなたは、あなたのリズムでいいんだよ

急がなくても
全部同時に抱えなくても
ちゃんと、あなたのままで進めるよって

今の私は 深呼吸しながら
感じるままに、ひとつずつ

星に出会って
そんな自分にもOKを出せるようになりました

もし今、がんばりすぎて
少し苦しくなっている人がいたら──

そのサインはきっと
あなたの本当のリズムを思い出してって
教えてくれているのかもしれません

星と本当のあなたが
ゆっくり、じんわり、つながれますように𓂃

もうすぐ
あなたの 「星の地図」をめぐるような
星の体験レッスンをお披露目予定です𓂃

もし あなたも
あなた自身と やさしくつながる旅を
はじめたくなったら

そっと 星に耳をすませにきてくださいね𓂃𓈒𓏸


星と月とくらす Yuri


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