星よみコラム

2025-08-07 15:30:00

星の谷ツアー|#06 手しごとの庭 ─ わたしをととのえる場所(6ハウス) ─

6ハウス.png

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「手しごとの庭」へ出発です𓂃🌿


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🧭星の谷ツアー|手しごとの庭
(6ハウス)

「さあ、少し深呼吸しましょう」

ひかりの舞台をあとにして
静かな裏道を歩いていくと──

畑と庭がひとつになったような
あたたかみのある場所が見えてきた

ここは──星の谷の「手しごとの庭」🌿

地面はほどよく踏みならされ
水やりされたハーブがふわりと香る

小さな畑には季節の野菜が整然と植えられ
隅には、よく手入れされた道具たちが並び

毎日ここで「今日を始める」気配が
そこかしこに漂っていた

𓂃

👩‍🌾「こんにちは〜」
作業台のほうから声をかけてきたのは、乙女座さん

薄いグリーンのエプロンに麦わら帽子
肩には、タオルをふわりとかけていた

「ハーブの手入れをしているんですけど
 一緒に土いじりしてみませんか?」

「土を整えるとね、不思議と心の中も整ってくるんですよ」


📚「この庭はね、“わたしの準備室”なんです」
声の方をみると、射手座さんが立っていた

今日の射手座さんは、
袖をまくったシャツにつばの広い帽子
ポシェットには虫よけミストとハーブ図鑑

「誰かと会う前にここへ来ると、わたしが整うんです」

「“わたしがわたしを引き受ける”
 ──そんな感覚が育つんですよね」



参加者のひとりが、そっと尋ねた

「でも、うまく整わないときは
 どうしたらいいんでしょうか」


すると乙女座さんが、手を止めやさしく言った

「うまくできないときこそ、
 “どうしたら心地よく続けられるか”を見つけるチャンスなんですよ」

「整えるのは、完璧になるためじゃなくて──
 “わたしはこれで大丈夫”って、
 言えるようになるためなんです」

𓂃

🍋ハーブの手入れを終え、みんなでお茶の時間

摘みたてのレモンを
ぽちゃんとポットに落としてひと息

手を動かしていると
少しずつ“心のノイズ”が抜けていく
言葉にしなくても、気持ちが整理されていた

それがこの庭の魔法だった

「日々の整え」が自分を守る境界線になったり
誰かとつながる準備になっていく──


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう」
 射手座さんがコンパスをくるっと回す

次は、「鏡の橋」へ ──

今度は、“誰かと出会い、向き合うわたし”を
そっと映し出す時間がはじまります𓂃𓈒𓏸



* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#06|手しごとの庭──

『 整えることは、わたしを信じる準備 』

星の谷の、西と北の間にある “手しごとの庭”

ここは、誰に見せるでもない
「わたしのメンテナンスルーム」

うまくやるためじゃなくて、
「わたしを立て直すため」にある庭

完璧じゃなくても
ちゃんと日々、向き合ってることを
自分が知っていれば、それでいい

その積み重ねが、
わたしを支える“力”になっていくから𓂃

✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『整えリセット石』
不安なときに腰掛ける“自分の基準に戻る石”
※3回座ると「まぁ、なんとかなるか」が口ぐせになります

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『未完了タスク供養の会』
読みかけの本、3日坊主の運動…
成仏できないタスクたちに、お茶と感謝を
※たまに“復活”することも(それもご縁です)

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと
外に出る勇気が出ない日は、
ここに戻って来よう

整えなおすたびに、
“わたし”はちゃんと立ち上がれるんです


📎発行:星の谷マガジン編集部

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星と月とくらす Yuri 

🌙 星の谷から星の教室へ

西洋占星術を基礎から学べる教室をひらいています𓂃𓏸

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