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星の谷ツアー|#06 手しごとの庭 ─ わたしをととのえる場所(6ハウス) ─
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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?
このページは、星たちの暮らす“12の場所”──
西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸
1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます
🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は
☞ [星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺
さて、今回は──
星の谷の「手しごとの庭」へ出発です𓂃🌿
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🧭星の谷ツアー|手しごとの庭
(6ハウス)
「さあ、少し深呼吸しましょう」
ひかりの舞台をあとにして
静かな裏道を歩いていくと──
畑と庭がひとつになったような
あたたかみのある場所が見えてきた
ここは──星の谷の「手しごとの庭」🌿
地面はほどよく踏みならされ
水やりされたハーブがふわりと香る
小さな畑には季節の野菜が整然と植えられ
隅には、よく手入れされた道具たちが並び
毎日ここで「今日を始める」気配が
そこかしこに漂っていた
𓂃
👩🌾「こんにちは〜」
作業台のほうから声をかけてきたのは、乙女座さん
薄いグリーンのエプロンに麦わら帽子
肩には、タオルをふわりとかけていた
「ハーブの手入れをしているんですけど
一緒に土いじりしてみませんか?」
「土を整えるとね、不思議と心の中も整ってくるんですよ」
📚「この庭はね、“わたしの準備室”なんです」
声の方をみると、射手座さんが立っていた
今日の射手座さんは、
袖をまくったシャツにつばの広い帽子
ポシェットには虫よけミストとハーブ図鑑
「誰かと会う前にここへ来ると、わたしが整うんです」
「“わたしがわたしを引き受ける”
──そんな感覚が育つんですよね」
参加者のひとりが、そっと尋ねた
「でも、うまく整わないときは…
どうしたらいいんでしょうか」
すると乙女座さんが、手を止めやさしく言った
「うまくできないときこそ、
“どうしたら心地よく続けられるか”を見つけるチャンスなんですよ」
「整えるのは、完璧になるためじゃなくて──
“わたしはこれで大丈夫”って、
言えるようになるためなんです」
𓂃
🍋ハーブの手入れを終え、みんなでお茶の時間
摘みたてのレモンを
ぽちゃんとポットに落としてひと息
手を動かしていると
少しずつ“心のノイズ”が抜けていく
言葉にしなくても、気持ちが整理されていた
それがこの庭の魔法だった
「日々の整え」が自分を守る境界線になったり
誰かとつながる準備になっていく──
「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう」
射手座さんがコンパスをくるっと回す
次は、「鏡の橋」へ ──
今度は、“誰かと出会い、向き合うわたし”を
そっと映し出す時間がはじまります𓂃𓈒𓏸
* * おまけ * *
📘星の谷マガジン
創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅
✦ ✦ ✦
#06|手しごとの庭──
『 整えることは、わたしを信じる準備 』
星の谷の、西と北の間にある “手しごとの庭”
ここは、誰に見せるでもない
「わたしのメンテナンスルーム」
うまくやるためじゃなくて、
「わたしを立て直すため」にある庭
完璧じゃなくても
ちゃんと日々、向き合ってることを
自分が知っていれば、それでいい
その積み重ねが、
わたしを支える“力”になっていくから𓂃
✦ ✦ ✦
👒編集部おすすめスポット
『整えリセット石』
不安なときに腰掛ける“自分の基準に戻る石”
※3回座ると「まぁ、なんとかなるか」が口ぐせになります
🧘♀️編集部おすすめワークショップ
『未完了タスク供養の会』
読みかけの本、3日坊主の運動…
成仏できないタスクたちに、お茶と感謝を
※たまに“復活”することも(それもご縁です)
✦ ✦
🫧 編集部からのひとこと
外に出る勇気が出ない日は、
ここに戻って来よう
整えなおすたびに、
“わたし”はちゃんと立ち上がれるんです
📎発行:星の谷マガジン編集部
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星と月とくらす Yuri