星よみコラム

2025-08-08 17:30:00

星の谷ツアー|#07 鏡の橋 ─ 私とあなたを映しだす場所(7ハウス) ─

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🚂 はじめに|星の谷ツアーって?

このページは、星たちの暮らす“12の場所”──

西洋占星術のホロスコープでいう
「ハウス」をめぐる小さな旅です𓂃𓈒𓏸

1ハウスから12ハウスまで、
それぞれの場所の風景を物語にのせてご紹介していきます

🕊はじめましての方や
星の谷の世界をくわしく知りたい方は

[星の谷ツアーのしおり] へどうぞ 🗺


さて、今回は──
星の谷の「鏡の橋」へ出発です𓂃🌿


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🧭星の谷ツアー|鏡の橋
(7ハウス)

「すこし、空気が澄んできましたね」

手しごとの庭をあとにして
きらきら光る小川に沿って進んでいくと──

ゆるやかな流れの上に架かる
ふしぎな橋が見えてきた

ここは──星の谷の「鏡の橋」🪞

近づいてみると、この橋は
渡る人によって、かたちを変えていた

橋の下を流れる水は、
どこまでも真っ青に澄み渡り

水面には、まるで鏡のように
人々の姿があざやかに映り込んでいた

𓂃

👗「ようこそ、“鏡の橋”へ」

川辺のベンチから
天秤座さんがやわらかく声をかけてきた

水色のサマードレスに、白い日傘
水面の光をまとって、川辺のベンチに座っていた

「この橋はね、“誰かと向き合いたい”って
 思ったときに、ふと来たくなるのよ」


👓 すぐ隣に、射手座さんが立っていた

今日の射手座さんは、
白いシャツに、パナマ帽
レトロな丸メガネをかけていた

「大切なのは、“どう渡るか”なんですよね」

「どんなふうに言葉をかけるか
 どこで立ち止まるか
 どこまで、隣にいるか──」

「この橋は、
 渡る人によってかたちが変わるんです」



参加者のひとりが、そっと尋ねた
「ケンカしてると、橋もゆれるってこと?」


天秤座さんが、
クスッと笑いながらやさしく言った

「そうね、嵐みたいにゆれる日もあれば、
 虹色のアーチになる日もあるのよ」

「心がゆれると、橋もゆれる──
 そんなふうにできているの」

𓂃

🌈ふと、射手座さんをみると
虹のアーチみたいな橋を、渡りはじめていた

「こわくなったら、立ち止まってもいいんですよ」

「言葉が見つからないときは、
 ただ隣にいてあげるだけでもいい」

「大切なのは、お互いの気持ちに、
 “ちゃんと寄り添う”ことなんです」


参加者たちも、それぞれのペースで
おそるおそる、橋を渡りはじめた

風みたいにすいすい渡る人
途中で小雨がふって、傘をさして歩く人
誰かと手をつないで、一歩ずつ進む人──

橋は、その人の“気持ち”に合わせるように
静かに、かたちを変えていた


「さあ、そろそろ次の場所へ向かいましょう
 次は──“静寂の森”へ出発です」

今度は、“奥深くに眠るわたし”にふれながら
変容していく時間がはじまります𓂃𓈒𓏸


* * おまけ * *

📘星の谷マガジン

創刊号|星の谷の扉:12の場所をめぐる旅

✦ ✦ ✦

#07|鏡の橋──

『 うつしあうことで、見えてくるもの 』

星の谷の、西に架かる “鏡の橋”

“誰かと向き合いたい”って
思ったときに、ふと訪れたくなる場所

心がゆれると、橋もゆれる──
渡る人によって、かたちを変える不思議な橋

言葉が見つからない日も
うまく距離がつかめないときも

寄り添う気持ちがあれば
この橋は、ちゃんと道になる

✦ ✦ ✦

👒編集部おすすめスポット
『映し鏡の川』
「え、これ川?それとも…わたしの内面…?」
“今のわたし”が映り込む、不思議スポット
※後ろめたいときは、自分と目が合いません

🧘‍♀️編集部おすすめワークショップ
『気まずさを乗りこえる会』
目をそらしてもOK、沈黙を育ててもOK
不思議とちょうどいい距離感がみつかります

✦ ✦

🫧 編集部からのひとこと

関係がゆらぐときほど、
「ほんとうの気持ち」が見えてくる
それはきっと、やさしさのはじまり


📎発行:星の谷マガジン編集部

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星と月とくらす Yuri 

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西洋占星術を基礎から学べる教室をひらいています𓂃𓏸

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