星よみコラム

2025-05-30 18:30:00

星の谷の住人たち|魚座さんと、月の光につつまれる夜

魚座さん.PNG


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

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🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
❄️冬と春の間に生まれた、魚座さんが主役

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♓︎ 魚座さん|夢と音をあつめるひと

〜 星の谷の詩人 〜

星の谷の幻想的な湖のほとり──
そこには魚座さんの小さな暮らしがある

現実と夢のあいだを、ふわふわ歩きながら

水面に月がひかる夜は、
ボートに寝転び 空を見上げる

そして、昨日の夢の続きをたしかめる

詩や音、香りや夢──
ことばになる前の“なにか”を集めては

誰かの想いにそっと寄り添う

いちばん揺れてる誰かに
自然と共鳴しては

「まだ手を離したくない」って
思ってしまうのは、きっと彼女

感情があふれて、迷子になったり
その想いが、いつのまにか
村をカオスに巻きこむこともある

だけど、その寄り添う手に
救われる誰かがいるのも、たしかなこと

今日もまた──
魚座さんからあふれだした想いが
谷のどこかを やさしく包みこむ𓂃𓏸


𓂃

🌿 魚座さんの小さなプロフィール

⋆特技⋆
夢の中でも、会話ができる
言葉になる前の気持ちを受けとる
(誰の気持ちだったか、迷子になることも)

⋆趣味⋆
お昼寝(夢の続きを見にいくのが日課)
満月の夜は、お気に入りの石を月光浴させる  
(ついでに自分も浄化)

⋆元気になる色⋆
ミストブルー、シェルピンク

⋆癒されるアロマ⋆
ジャスミン、ローズウッド、ミルラ

𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 蟹座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 乙女座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 射手座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 魚座さんと、月の光につつまれる夜 』

星の谷のはずれ、湖のほとり──
満月の日、魚座さんは小さな書斎で
夢の続きを綴っていた

「これは、たぶん…あの人の気持ちだな」

誰かの涙の余韻
言葉になる前の想い

誰にも頼まれていないけれど
魚座さんはそれを受けとっている

書きあげた詩は
新聞の小さなコラム欄にそっと差し出す

そして、いつものように
最後にひとこと添えておく

* * *

今夜、湖に月の光がかかります
“心のサウナ” そっとひらきます
ととのうかどうかは、月しだい𓂃𓈒𓏸

* * *



夜空に満月が輝くころ
魚座さんは湖へと向かった

月の光をたどって
ひとつひとつ石を並べながら
やわらかく語りかける

「今日はこの子が真ん中かな」
石たちはうれしそうに月光浴していた

キャンドルに火を灯すと、
水面がやさしくきらめく

──それはまるで、月のしずくのようだった



「今日はちょっと冷えるから、
 ひざ掛け持ってきたよ」

そう言って現れたのは、蟹座さん

水筒に入ったハーブティー
マイキャンドル、ヨガマット──

さすが “心のサウナ”の常連である

「これがないと、
 わたしの一ヶ月は はじまらないの」
そうつぶやいて、静かにヨガマットを広げる

魚座さんが ふと話しかける
「今日のハーブティー、月のハーブなんだね」

蟹座さんはにこっと笑って
湯気のたつカップをそっと差し出した

「はいどうぞ……あなたもゆっくりしてね」

魚座さんはうれしそうにカップを受け取った



そのあとすぐに、乙女座さんがやってきた

手にはきれいにラベルが貼られた紙袋
────
月光浴ブレンド:ハーブ3種入り
(カモミール+レモンバーム+ローズ)
────

「“心のサウナ”って書いてたから、
 ドライハーブ持ってきたよ」


「……蒸すのは、気持ちなの」

魚座さんのひとことに
蟹座さんが吹き出しそうになっている


乙女座さんは、少し首をかしげていたけれど
魚座さんがすぐにフットバスを用意して
ドライハーブを浮かべてくれた

蒸気と香りに包まれながら
乙女座さんは静かに月を見上げた



最後にやってきたのは、射手座さん
「来るつもりなかったけどさ
 歩いてたら、足が勝手にここに向いてた」

そう言って、草の上にごろんと寝転ぶと
胸ポケットから、小さな袋を取り出した

「これ、旅で拾った“星のカケラ”
 願いが叶うって言われてたけど……
 何を願えばいいかわかんなくてさ」

魚座さんは“星のカケラ”を受け取り
しばらく目を閉じて、ぽつりとつぶやいた

「……この子が、ここに連れてきてくれたのね
 願ってなくても、ほんとうに欲しいものって
 ちゃんと届くのかもしれないよ」

射手座さんは、ふっと笑う
「たしかに……癒やされたかったのかも」

その横顔には、いつもの自由なまなざしと
言葉にならないやわらかさがにじんでいた



星の谷のはずれ、湖のほとり──
満月の夜だけ そっとひらかれる、“心のサウナ”

それぞれが、それぞれのままで
月の光のもとにあつまる夜

魚座さんの不思議な空気につつまれながら

星の谷の住人たちは
不思議と心がかるくなっているのでした𓂃𓈒𓏸


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次回からは、
星の谷の「12の場所」ご案内します𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


2025-05-28 13:30:00

星の谷の住人たち|水瓶座さんと、風と未来の放送局

水瓶座さん.png


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

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🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
❄️冬の真ん中に生まれた、水瓶座さんが主役

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♒︎ 水瓶座さん|未来からひらめきを受信するひと


〜 風と未来のラボ広場の館長 〜

星の谷の風がよく通る丘に
『風と未来のラボ広場』がある

宇宙交信アンテナ
植物の声をひろうマイク
AIが答えてくれるポスト──

そこにいるのが、水瓶座さん

いつの間にか「館長」と呼ばれている
名乗ったこともないし、気にしてもいない

誰にでもフラットで
人でもAIでも、宇宙人でも
同じ距離で話すひと

本人は、特別なことだとは思っていない
ただ、同じように話してるだけ

感情だけに流されることもない
でも、“不公平な風”が吹いているときは
ふいに、声をあげることがある

そのときの火は、静かで、まっすぐ

夜になると、塔の上で
空と交信しているらしい

ふいにひとつ、ひらめきが降りてきて
そこからいつも、あたらしい風がうまれている𓂃𓈒𓏸


𓂃

🌿 水瓶座さんの小さなプロフィール

⋆特技⋆
当たり前に染まらない
新しいものに、ちゅうちょせず手をのばせる
(だいたい一番乗り)

⋆趣味⋆
拾ったものをラボで洗って、未来の道具をつくる
ミステリーサークルづくり
(宇宙人の気持ちになって描いてたら、七不思議になってる)

⋆元気になる色⋆
ペールブルー、シルバーグレー

⋆癒されるアロマ⋆
ユーカリ、ネロリ、ミルラ

𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 双子座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 獅子座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 蠍座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 水瓶座さんと、風と未来の放送局 』

水瓶座さんは、
朝からめずらしく、そわそわしていた

今日は、ラボ広場にできた放送局が
はじめて音を鳴らす日だった

きっかけは、
いつかの双子座さんとのやりとり──
「この村にも、放送局、つくろうよ」

ふたりの「わくわくの種」が
星の谷に、ここからひろがっていく



その日の正午、
できたばかりの放送局から
はじまりの音楽が流れ出す𓂃♪

「はろはろ〜♪ DJ双子です!」

「いよいよ本日より、
 “風と未来のラジオ”はじまりまーす!」

マイクの前には、
双子座さんとゲストの獅子座さん

水瓶座さんは、
ブースの隅で黙々と音量を調整していた

ことばの風が、ちゃんと届いているか──
一番深く聴いていたのは、水瓶座さんだった



番組の終わり、
双子座さんがハガキを取り出した

「さ〜て、お悩みコーナーのお時間♪
 “未来の風にきいてみた”です!」

────
ラジオネーム:「深海の民」

もう何年も推し活をしています。
でも、恥ずかしくてライブには行けません。  
周りにも“好き”って言えていなくて……

この前、推しカラーのグッズを見つけて、
「ちょっとならバレないかも」と思ったけど、
結局、買えませんでした。

このまま、こっそり応援していてもいいのでしょうか?

────

「うれしいなぁ♪
 こういうの、来てほしかったんだよね」

「獅子座さん、どう思います?」

獅子座さんは少し考えてから、
やわらかく口を開いた

「“好き”って、出せない日もありますよね」
「でも、心の中にあるなら、その気持ちは、
 もう十分届いてるんだと思います」

「おおお、沁みる…」
双子座さんがうなずいたあと、
ブースの隅を向く

「水瓶座さんは?どう思う?」

「……ぼく、ただの機材係なんだけど」

水瓶座さんは、つぶやきながら
静かにマイクのボリュームを上げた

「こっそり応援するって、
 その人だけの静かな自由だと思うんです」

「誰に言わなくても、見せなくても
 その気持ちを自分で大事にできてたら
 それだけで、もうすごく美しいんじゃないかなって」

一瞬、スタジオの空気がやわらかくなる𓂃

ひとりは光のあたたかさで  
もうひとりは、風のまなざしで──  
それぞれの“好き”をそっと肯定していた



「どっちも名言すぎる…ステッカーにしよ」
双子座さんは、封筒をごそごそした

「“深海の民”さん、ありがとうございました!
 名言入りステッカー、送っておきます♪」

「……今、作ったの?」
水瓶座さんがつぶやく

双子座さんは
にこっとウインクしてみせた

「さて来週も〜」  
双子座さんが軽やかにマイクに向かう

「水瓶座さんと一緒に、
 みなさんのお悩みに風を送りまーす♪」

「……ぼく、ただの機材係なんだけど」

水瓶座さんの声が流れた頃には  
エンディング曲が始まっていた──


今日もまた、水瓶座さんは
星の谷を吹きぬける それぞれの風に
「そのままでいい」と、小さくうなずいてくれるのでした𓂃𓈒𓏸



──数日後、資料館の蠍座さんの机の上  
名言ステッカーと、推しカラーの花が
そっと飾られていたらしい𓂃


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次回は、星の谷で冬と春の間に生まれた
魚座さんをご紹介しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


2025-05-26 16:30:00

【5月27日|双子座の新月】 いまの“わたし”を、ちゃんと見せていくとき

双子座.JPG

𓂃𓈒𓏸

いまの“わたし”を、ちゃんと見せていくとき

 𓂃𓈒𓏸

 
2025年5月27日(火)12:02頃
双子座で新月を迎えます

たくさん考えて、感じて
自分の中で変わってきたこと──

その変化を
そろそろ外に映し出していくときがきました

心の中の問いに
ただ答えているだけでは
もうこの先には進めない

今のわたしを
“見せていく勇気”が求められています


────────────

🌱 この新月がくれるメッセージ

この新月のテーマは、
「わたしの言葉や表現を、更新すること」


・“わたしってこういう人”と決めつけていた枠

・無意識に守ってきた安心な見せ方

・いつの間にか着ていた“正しそうな私”という衣装

そういうものを
脱ぎ捨てていいタイミングです

選びなおす
見せ方を変える
一歩前に出る

その一歩が、
これからの“わたし”をかたちづくっていきます


────────────

🌿 星のうごきから見えてくること

双子座新月.jpeg


今回の新月は、双子座6度・9ハウス
「学び」「ことば」「問い」の場所で起こります

太陽・月・水星がこの場所にそろい、
すぐ先の10ハウスには、木星も輝いています

「伝える・選ぶ・学ぶ」エリアに光が集まり、
“外に向けて何かを動かす”流れが
ゆっくりと始まっています


この新月は、
逆行中の冥王星(水瓶座・5ハウス)と調和し
牡羊座7ハウスの土星と海王星ともつながっています

「自分で決めてきた
 “わたし像”を超えていく時間」

思考も
見せ方も
日々のふるまいも──

すこしずつ変わってきた“わたし”を
外に打ち出していくタイミングがきています


さらに、7ハウスにいる土星と海王星が
それらを静かに後押ししてくれています

“こう見られたい”という理想を
“こう在りたい”という姿へ
行動に変えるために──

わたしの輪郭を、あたらしく描きなおしていく
そんなきっかけとなる新月です𓂃𓈒𓏸


────────────

🕯 ラッキーアクション

・誰かの目線ではなく、
 自分の“ありたい姿”を描いてみる

・SNSやプロフィールの言葉を見直してみる

・「いまの自分」に合った表現方法に変える
 (投稿内容・伝え方など)


────────────

✍️ さいごに

この新月は
変わった自分をまるごと引き受け
それを、外に打ち出していくとき

“前のわたし”に戻らないと決めたなら──
その変化を、ちゃんと表現していく

どんな言葉を使うか
どうやって動き出すか

そこに、今のあなたを映し出す
新しい輪郭が浮かびあがってきます

誰かを気にして引っ込めるんじゃなくて
「これが今のわたしです」と伝える

そうやって、
自分の輪郭をもう一度描きなおす

この新月が
あなたの背中にそっと光を灯しますように𓂃☽



星と月とくらす Yuri

𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸

🌙 Instagramでは

今日の「星ことば」として
毎朝、その日の星のリズムを

そっと差し出す
一言手紙のようにお届けしています🕯

日々のゆらぎや、気分の波に
寄り添うような星のことばです

そして、こちらの新月・満月メッセージは
ちょっと特別な“節目のお便り”𓂃𓈒𓏸

2週間ごとの切り替えのタイミングに
心をととのえるヒントや

立ち止まるきっかけをお届けできたらと思っています☽



2025-05-23 18:30:00

【2025年5月25日|土星が牡羊座へ】 はじまりの情熱に、責任と覚悟を

雲上の日の出.png

𓂃𓈒𓏸

はじまりの情熱に、責任と覚悟を

𓂃𓈒𓏸

2025年5月25日
土星が、魚座から牡羊座へと移動します

12星座の“はじまりの星座”に、
時間と責任の星である土星が還ってくるのは、約30年ぶりのこと──

それは、
わたしたち一人ひとりの人生のテーマが、
あたらしく塗りかえられていくようなタイミングでもあります

まだ形になっていない想い
うまく言葉にできない願い

それを「夢のまま」にしないために──
土星は、そっと問いかけてくるのです



🕯 土星がくれる問いかけ

「その気持ちに、ちゃんと責任を持てる?」

「やりたい、じゃなくて“やる”って決められる?」

土星は、試練をもたらすと言われるけれど、
願いを“本物”に変えるための、底力を育ててくれる星

ただ、やさしいだけじゃない
だけど、ちゃんと寄り添ってくれる

土星が、“はじまりの場所”である牡羊座に入るということは──

「本音で生きる覚悟を決めて、動き出す」

そんなサイクルが、ここから始まっていくということ


🌿 この星の移動がくれるヒント

この土星移動がくれるのは、「やってみたい」を動かしていくためのヒントたち 

 

・「やりたいこと」を、「やる」に変えていく

・直感に責任をのせて、“わたしの道”として歩く

・言い訳をやめて、“続けられる形”を整える


夢を「始める力」に変えていく

3月に海王星が牡羊座に入ったとき
わたしたちは、「夢のたね」にふれていました

そして今──
土星がやってきて、そっと言うのです

「その夢を育てるには、“本気で形にする覚悟”が必要なんだよ」



✍️ さいごに

やさしく願うだけでは、もう足りないかもしれません

「やってみたい」という気持ちがあるなら──

ほんの少しでもいいから
その想いを動かしてみてください

小さな一歩が、
これからの“わたしの土台”になっていきます

わたしの情熱に、責任をのせて
はじまりの土台を築いていく──

そんな季節が、もう始まっています𓂃𓈒𓏸



星と月とくらす Yuri


2025-05-22 18:00:00

星の谷の住人たち|山羊座さんが、はじまりを支えるとき

山羊座さん.PNG


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

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🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
❄️冬のはじまりに生まれた、山羊座さんが主役

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♑︎ 山羊座さん|未来の土台を、そっとととのえるひと


〜 村の建築士 〜

村の建築士である山羊座さんは、
完成図が見えてから動きだす

だから、無駄がない
慌てない、途中でブレない

落ち着いて見えるのは
やることが決まっているから

自分にも人にも、まっすぐでいたいひと

そのまなざしに“厳しさ”を感じるときは、
きっと、どこかにごまかしがあるとき

本気でがんばってる人には
とってもあたたかい

やさしさは、だいたい行動で伝わるタイプ

誰かを引っ張ろうとはしない
でも、仕組みや土台を整えて
気づけば、みんなが立てる場所をつくってる

「山羊座さんがいると安心する」
って言葉に弱いのは、ヒミツ

今日も──
山羊座さんがつくった基盤のうえで
この谷の暮らしがまわっていく𓂃𓈒𓏸


𓂃

🌿 山羊座さんの小さなプロフィール

⋆特技⋆
海外旅行でも小さなかばんひとつで行ける
集合場所にいつも一番はやく着いてる
(先回りのプロと呼ばれてる)

⋆趣味⋆
毎朝、同じ手順でコーヒーを淹れて整う
村の滝めぐり(いつか滝行したいと思ってる)

⋆元気になる色⋆
モスグリーン、スモーキーラベンダー

⋆癒されるアロマ⋆
ベチバー、サイプレス、フランキンセンス

𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 牡牛座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 蟹座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 天秤座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 山羊座さんが、はじまりを支えるとき 』

今回は、星の谷のみんなが
もう少し若かった頃のお話し𓂃𓈒𓏸


「やっぱり、わたしには無理かも……」

蟹座さんはバスケットを抱えて、
足元を見つめていた

その中には、
新しい食堂の試作スープが入っている

あたたかい湯気とやさしい香り
けれど、本人は浮かない顔だった

「……誰も来なかったら、どうしよう」

山羊座さんは
蟹座さんのとなりに立ち、ぽつりと言った

「じゃあ、ちょっと寄り道しようか」



まず訪れたのは、アンティーク雑貨店
──牡牛座さんのお店

店に入ると、
木と紅茶の香りにふわりと包まれる

「牡牛座さんが、
 初めて相談に来たときはね……」

山羊座さんが話しかけたとき、

「……何も説明できなかったよね」
牡牛座さんが、微笑みながらあらわれた

「“たぶん、こういうのが落ち着く”って、
 それしか言えなかったの」

山羊座さんも、そっと笑う
「でも、それが一番、伝わってたと思うよ」

「言葉が足りなくても、山羊座さんは、
 ちゃんと“わたし”を読んでくれたんだと思う」

そう言って牡牛座さんは、
茶葉の缶を手渡してくれた

「新しいお店にどうぞ
 わたしのいちばんのお気に入り」

蟹座さんは、胸に抱くように受け取った



つぎに訪れたのは、村のギャラリーカフェ
──天秤座さんのお店

柱の前に立つと、
山羊座さんがふっと苦笑いする

「……ここはね、正直、大変だった」

「えっ、そうなの!?」

目を丸くする蟹座さんの前に
ライラック色のストールが揺れる

「ようこそ〜♪
 今日は建築現場じゃなくておさんぽ?」

天秤座さんは嬉しそうに
思い出し笑いをこぼす

「あのとき、山羊座さんすごい顔してたよね〜」

「“この柱、細いほうが可愛い!”って、10回は言った!」

山羊座さんは肩をすくませながら、
「……結果的に、この柱、人気なんだよな」とポツリ

天秤座さんはくすくす笑いながら、
店の奥から小箱を持ってきた

「これ、あなたのお店にも合うと思う」
中には、真鍮の小さなベル

「音って、気配にもなるから
 ドアにつけるといいよ♪」

蟹座さんが、ベルをそっと鳴らす
カラン、と軽やかな音が響いた



帰り道、ふたりは少しだけ静かに歩いた

蟹座さんが、
ふと立ち止まってつぶやいた

「……ねえ、
 あの草の広場に食堂があったら、どう思う?」

山羊座さんは、
すこしだけ口元をゆるめて答えた

「朝の光がよく入るし、風も通る
 ──火を入れるには、ちょうどいい場所だと思う」

蟹座さんは、小さくうなずいた
「……わたし、やってみようかな」

その言葉を、
山羊座さんは、ただ静かに受けとった



── それから数年後
あの広場には、朝から湯気のたつ食堂がある

窓を開け、火を入れるのは、
あの日の蟹座さん

山羊座さんが、
ゆるんできたテーブルの脚をしめていると

「ちょっと、朝から飛ばしすぎよ〜」
蟹座さんの声がふわりと飛んできた

そして、甘さひかえめのプリンが
そっと差し出される

不安そうに足元を見ていた
蟹座さんはもういない──


今日もまた、山羊座さんは
星の谷で土台をととのえながら
みんなの未来を、静かに支えている𓂃𓈒𓏸


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次回は、星の谷で冬の真ん中に生まれた
水瓶座さんをご紹介しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


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