星よみコラム

2025-05-19 19:00:00

星の谷の住人たち|射手座さんが、新しい地図を広げるとき

射手座さん.PNG


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

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🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
🫖秋と冬の間に生まれた、射手座さんが主役

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

♐︎ 射手座さん|まだ見ぬ世界へ、わくわくを届けるひと


〜 村の旅の案内人 〜

地図とコンパスを片手に
「こっち、行ってみない?」と風のように誘う

知らないことにワクワクして
答えのない問いにも、真っすぐ夢中になれるひと

「ほんとうの幸せって、なんだろう?」

そんな話をする時間が、
実はいちばん好きだったりする

誰といても自然体でいられるけど、
いつの間にか、自分のリズムを置いてきてしまうことがある

でも、旅に出ればすぐ思い出す
「やっぱり、世界はおもしろい」ってこと

「後悔? してるヒマないって〜!」

そう言って笑う声が
気づけば誰かの旅のはじまりになっている𓂃𓈒𓏸

そして旅から帰ると──
たいてい財布をどこかに忘れている
(それもまた冒険)


𓂃

🌿 射手座さんの小さなプロフィール


⋆特技⋆
フェスも哲学も、全力で楽しめる
風の匂いで方向とタイミングがわかる

⋆趣味⋆
偉人の名言をこっそり手帳に書きためる
思いつきで旅に出る
(ちょっとそこまでが別の国)

⋆元気になる色⋆
ターコイズブルー、サフランイエロー

⋆癒されるアロマ⋆
ジュニパー、メイチャン、ベルガモット


𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 牡羊座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 双子座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 乙女座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 射手座さんが、新しい地図を広げるとき 』

射手座さんは
毎晩、焚き火をしながら
夜空を見上げるのが日課だった

その夜は、
火の揺れ方がいつもと違っていた

なんとなく気付いていた──
(そろそろ “どこか” が呼んでいる)

……それは まだ知らない自分の声かもしれない

空を見上げて、そう思ったとき
ある人の顔が浮かんだ



翌朝、向かったのは、
いつものハーブ屋さん

「遅かったわね、今日も」

乙女座さんが、
カウンターの奥から現れて、腰に手をあてる

「今週中に取りに来てって言ったの、聞いてた?」

「うん、うん、聞いてたよ〜
 ……でも、今日は来たから、セーフでしょ?」

「ぎりぎりね」

射手座さんはちょっと笑って
出されたブレンドハーブを受け取った

「財布は? 地図は? あと、メモとか」

「あるある……たぶん」

「“たぶん”って何よ」

乙女座さんはあきれながらも
小さな袋を差し出した

飴、絆創膏、予備のタオル──

「いつもありがとう
 ……これで、安心して迷えるや」

乙女座さんはため息をひとつ

「ほんと、ほっとけないんだから」

とブツブツ言いながら、
いつもの仕事に戻っていった



広場を通ると風のように、
双子座さんが駆け寄ってきた

「ねぇねぇ聞いて!地図にない場所に
 星のカケラが落ちてたらしいの
 拾ったら願いが叶うって話で──」

「……それ、どこの情報?」

「となり村の誰かの
 誰か……の夢の話かも?笑」

射手座さんは、ふと立ち止まった
(ワクワクする…でも、それって本当に探す意味があるのかな?)

風の音が、
すこし遠くなったような気がした



そのとき、背後から声がした
「……ワクワクするなら、行ってみない?」

びっくりして、ふり返ると──

牡羊座さんが準備万端の顔で
リュックを背負い、空を見上げている

「……って、なんでいるの? 
 誘ってないけど?笑」

「風がいい感じだったから」

どこまでもピュアで、まっすぐな目

「ほら、行こうよ!」

射手座さんは肩をすくめて、ふっと笑った
(始まりの火をくれるのは、やっぱりこの人だ)


空を見上げると
雲のかたちは、さっきよりも自由で
風もまた、ゆっくりと動きはじめていた

「さぁ、出発しよう!」

射手座さんと牡羊座さんの足音が
風の音とまじわりながら重なっていく



射手座さんが旅に出るのは
まだ知らない自分に出会うため

そして、その背中が
誰かの 新しい地図をそっとひらくこともある

星の谷には、今日も射手座さんの
「あなたはどこへ行きたい?」の声が
あたたかい風にのって、ひろがっていくのです𓂃𓈒𓏸


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次回は、星の谷で冬の始まりに生まれた
山羊座さんをご紹介しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


2025-05-18 19:00:00

星の谷の住人たち|蠍座さんと 星灯(ほしび)まつり

蠍座さん.png


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

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🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
🫖秋の真ん中に生まれた、蠍座さんが主役

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♏︎ 蠍座さん|記憶と想いを、静かに見守るひと


〜 村の資料館の管理人 〜

村の奥にある資料館には
古い言い伝えや、誰かの出せなかった手紙が眠っている

そこを静かに見守るのが、蠍座さんの役目

一度、心で結んだものは
かんたんにはほどけない

それを特別だとも思わない
「だって、そういうものだから」

本音は、深いところに住んでいて
ちょっとやそっとじゃ出てこない
(本人も、たまに行方を見失ってる)

お気に入りの詩集と
昔から変わらないパッケージのお菓子
それがあれば、心がやすらぐ

誰にも見せないけど
よく見て、よく覚えてる
でも、言わない

その背中に、ふっと安心する人もいる

今日もそっと
村の奥の扉の向こうで
だれかの想いを、だいじに守っている𓂃𓈒𓏸

𓂃

🌿 蠍座さんの小さなプロフィール


⋆特技⋆
オーラで語る(本人は無自覚らしい)
プロローグで犯人を察する(でも言わない)

⋆趣味⋆
星の木の観察日記(そろそろ10年目)
推しの記念日を、こっそりケーキでお祝い

⋆元気になる色⋆
ボルドー、アッシュピンク

⋆癒されるアロマ⋆
サンダルウッド、パチュリ、ローズ


𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 魚座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 牡牛座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 獅子座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 蠍座さんと 星灯(ほしび)まつり 』

星の谷の奥にある資料館──

古い地図や祭りの記録、言い伝え、
表向きは、どこにでもある資料館

でも、いちばん奥の扉の向こうには
最後まで出せなかった手紙や
捨てられない贈りもの

誰かの手放せなかった想いが
そっと、保管されている

それらを、ずっと見守っているのが
蠍座さんの、もうひとつの役目だった



資料館を閉めると
蠍座さんは、毎晩どこかへと向かう

ランタンと記録帳を手に向かうのは、
大きな木がある、空にいちばん近い丘──

その木は『星の木』と呼ばれ
もう何年も花を咲かせていない

観察記録が十年たった頃、
枝のひとつに、小さな蕾をみつけた

「いよいよか……」
そう呟くと、彼女はそっと姿勢を正した



翌朝、蠍座さんは
蕾の意味を確かめるために
星の谷の古い資料を、そっと読み返していた

────
『星灯(ほしび)まつり』
─ 出典:星の谷のはじまりより ─

星灯まつりとは、
手放せなかった想いや願いを、空へ還すための習わしである。

誰かの準備がととのうと、星の木に蕾がつき、
その想いが空へ還ったとき、心の灯りとなると伝えられている。

— 実施の条件 —
・星の木が蕾をつけた年の、最初の新月に行うこと
・まつりの合図は、想いの守り人が知らせること
・まつりは、光を創る者の手で執り行うこと
────

蠍座さんは、パタンと資料を閉じた



その日の午後、
魚座さんがふわりと、資料館を訪ねてきた

「星の木の上に光が降ってくる夢を見たの」

蠍座さんは 深くうなずいた
「やっぱり……そうだよね」

それだけで、ふたりには十分だった



夕暮れどき、
資料館に牡牛座さんが訪ねて来て、ぽつりと言う

「そろそろ あの手紙……手放していいかも」

それは、もう何年も前からある手紙だった

「あなただったのね……」
蠍座さんは、胸の中でつぶやいた



翌日、蠍座さんは重い腰を上げ、
演出家の獅子座さんを訪ねた

星の谷で光を創る者──
獅子座さんで、間違いないはず

「次の新月、星灯まつりです」

「ついにきたね!
最高の光で還す準備をしておくよ」

迷いのない、太陽みたいな笑顔に
蠍座さんは、肩の力が少し抜けた



そして、
星灯(ほしび)まつりの夜──

風は止み、星の木のまわりには
もう手放してもいい想いや記憶が
小さな灯りとともに、集まってくる

獅子座さんの合図で
やさしく光を放ちながら、
次々と夜空へ還っていく


夜風にのって
魚座さんのハープの音が美しく響いていた

言葉にならない想いたちを
そっと包むような音色だった


ふと、蠍座さんは
牡牛座さんの姿を見つけた

資料館ではまだ少し寂しそうだった顔に
やわらかな笑顔が咲いていた

「これが、星灯まつりか……」

蠍座さんの心にも
小さな灯りが、ともった



翌朝の資料館、
とくに変わったようすはない

でも、奥の扉に眠る想いたちは
どこか、やわらかく 息づいているようだった


星の谷の奥深く──

蠍座さんは、今日も変わらず
まだ手放せない想いたちを
静かに、見守っています𓂃𓈒𓏸


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次回は、星の谷で秋と冬の間に生まれた
射手座さんをご紹介しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri 


2025-05-15 12:00:00

星の谷の住人たち|天秤座さんの ちぐはぐさえも ととのう朝

天秤座さん.PNG


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🌙 星の谷の住人たち

ここは、内なる世界に広がる『 星の谷 』𓂃⋆
12人の星座が、それぞれのリズムで暮らす場所

🕯 星の谷のはじまりのお話しは こちらから

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

🌕 星たちの関係性を、物語で感じてみよう𓂃

星座同士にも人間関係のように
じつは“ちょっとした関係性”があります

心地よく響きあったり
真逆だけど惹かれあったり
ときにはすれ違ったり──

読んでいくうちに
星たちの“関係性”も感じてみてくださいね𓂃𓈒𓏸


今回は──
🫖秋のはじまりに生まれた、天秤座さんが主役

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♎︎ 天秤座さん|空間のハーモニーを奏でるひと


〜 村のギャラリカフェのオーナー 〜

花を一輪、空間にすっと飾る──

それだけでその場の空気さえも
自然と調和させてしまうひと

カフェギャラリーに並んでいるのは
新人から名のある作家のものまで

そのときの空気に響くアートたちが
一つひとつ、呼吸するように息づいています

ことばも、まなざしも、間のとり方も
自然体なのに、なぜか心地いい

天秤座さんのまわりには
みんなが過ごしやすい空間が
いつも、自然と広がっているのです

ただ──
あたらしいアートに出会ったときだけは
うっとり悩む時間が、ついつい長め

今日もまた、星の谷のどこかで
美しいバランスの調べを、軽やかに響かせてくれています𓂃𓈒𓏸

𓂃


🌿 天秤座さんの小さなプロフィール


⋆特技⋆
誰にも気づいてもらえない気配り(もはや誇り)
パジャマなのに、おしゃれ着だと思われる

⋆趣味⋆
季節に合わせたクッションカバー選び
(でも、ソファーは同い年)
美術館のベンチで、ぼーっとする

⋆元気になる色⋆
アイスブルー 、 ライラック

⋆癒されるアロマ⋆
ゼラニウム、ベルガモット、ネロリ


𓂃

🏕️ 星の谷のワンシーン

〜 今回、登場する星たちの関係性 〜

◎ 水瓶座さん:価値観が似ていて安心できる存在
 (調和/120度)
  
◎ 牡羊座さん:正反対だけど深くつながれる存在
 (補完180度)
  
◎ 蟹座さん:ちょっとムッとすることも...
  でも、刺激をくれる存在(緊張90度)

さて、どんなふうに関わっているか
物語の中で感じてみてください𓂃𓈒𓏸

𓂃

🍿 星の谷をのぞく前に𓂃

この物語に出てくるキャラたちは 
星座(サイン)の特徴を
純度100%・生搾り(!?)で描いております𓈒𓂂

現実のわたしたちは  
いろんな星(天体)の性質が混ざり合って生きているので

「いや、私こんな性格ちゃうねんけど!?」
と思っても、ご安心を^^

星の谷では
各サインの“純粋なテンション”だけで  
ゆるっとお届けしています

どこかに、自分のかけらが見つかるかも ──  
そんな気持ちで、のんびり読んでもらえたらうれしいです◎


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📚『 天秤座さんの ちぐはぐさえも ととのう朝 』

季節のマルシェの朝
この日は、天秤座さんがととのえる
“心地よさ”のマルシェ

おいしいものと、ちいさなアート、
音楽のうつくしいハーモニー

“ここにいると、心地いい” を
そっと形にして届ける日だった

光の角度、カップの配置、花の影 ──

天秤座さんは静かに
空間の息づかいをととのえていく



「寒そうだから、これ置いとくね」
蟹座さんが、ふわっとブランケットを差し出す

天秤座さんは、にこりと笑って受け取った

ただ、ほんの一瞬だけ手が止まった
本人さえも気づかないくらいの一瞬 ──

「はいはい、ベージュでしょ?」
そして、イスのうしろから
ぴったり壁になじむブランケットが登場した

「……なんで、わかったの?」

「いつものことだからね」

天秤座さんは、思わずふっと笑ってしまった

自分で押さえ込んだ本音にふれてもらうって
こういうことなのかもしれない



そこへ、扉がバンッと開く音 ──

「できたー!!見て見てっ!」

勢いよく飛びこんできたのは、牡羊座さん

手には、大きな画用紙
真ん中には やたらとツヤツヤした、真っ赤な絵

「さっき、オムライス食べてたらさ、
ケチャップが“描け”って言ってきた!」

「朝の衝動シリーズ、第一弾!」

……

一瞬、天秤座さんの頭が真っ白になる
(展示予定にはない……よね?
 じゃなくて、ケチャップ!?)


そのとき、蟹座さんがそっとひとこと

「今朝、うちでオムライス食べてたの……
 そういえばお皿が、やけにピカピカだったわ」



混乱しそうになる空気のなか、
水瓶座さんがひょっこり現れる

「偶発性のバランス。いいね。」
「食卓から生まれる、未来のECOアートって感じ」

そのひとことで、天秤座さんの肩から
すっと力が抜けていった

(……未来っぽい。なるほど、そういう見方もあるのね)

「じゃあ、……入り口の横に飾ってみる?」

「うわ、ここ最高じゃん!!
今から、アーティストってことだよね!?」

天秤座さんは
ほんの少し、目を見開いたけれど

ゆっくり瞬きをしてから、クスッとわらった
(衝動で走れるって、実はちょっと憧れる)



今日の空間は
いつもより、ちぐはぐで、自由だった

整えすぎないやりとりも
言葉にならない気持ちも
それでもきっと、調和って呼んでいい

星の谷の、毎度ちぐはぐなマルシェは
天秤座さんのおかげでやさしく心地よくととのうのでした𓂃𓈒𓏸

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次回は、星の谷で秋の真ん中に生まれた
蠍座さんをご紹介しますね𓂃

また、静かな村の風景のなかでお待ちしています🕯


星と月とくらす Yuri
 


2025-05-12 14:30:00

【5月13日|蠍座の満月】 変わっていく途中で、ふかく結びなおすとき

静けさの中の満月.png

𓂃𓈒𓏸

変わっていく途中で、ふかく結びなおすとき

 𓂃𓈒𓏸

 

2025年5月13日(火)1:54頃
蠍座で満月を迎えます

空の下には、
すこしひんやりとした静けさと
心の奥に灯る、あたたかい光が差しこんでいます

この満月が照らすのは
「ほんとうの自分と、ほんとうの願い」との結びなおし

どこかで置いてきた
“本音”や“願いのかけら”に
もう一度、そっとふれたくなるような

そんな再会のような時間です


────────────

🌱 この満月がくれるメッセージ

蠍座の満月は、
いったん深く沈んでから、
ふたたび浮かびあがるようなタイミング

だれかと心を通わせること
ひとりで自分を抱きしめること

そのどちらにも、
**「本気で関わる覚悟」**が必要なのだと、
この満月はそっと教えてくれます

変わっていく途中で
「このまま進んでいいのかな」と
立ち止まりたくなることは

きっと、わるいことじゃない

今はまだ言葉にならなくても
ちゃんと意味があるから



────────────

🌿 星のうごきから見えてくること

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今回の満月は、蠍座22度・8ハウス
ジュノーとぴったり重なり、
牡牛座太陽・天王星(2ハウス)と真向かい合います

**「誰かとの深い絆」と「自分の本音や価値観」**が

静かに引きあい、浮かびあがってくるタイミングです

・がまんしすぎてきたこと
・本当は望んでいたのに、言えなかったこと
・誰かに合わせすぎて、忘れていた自分の輪郭

そういった感情がふわりと現れて
「ほんとうはどうしたいの?」と
問いなおされるような時間です


さらに、1ハウスに土星・海王星・金星・キロンが集まり、

**「わたしとして、どう生きていきたい?」**
という問いも浮上しやすくなっています

変わりたい自分と、まだ不安な自分が
そっと隣にいるような
そんな、揺らぎと深まりの満月です


────────────

🕯 ラッキーアクション

・「誰かの期待」ではなく「わたしの願い」に耳をすませる

・“やめていいことリスト”をつくる

・目を閉じ、自分の輪郭をなぞるように深呼吸

・お守りのような香りやアイテムを身につける


────────────

✍️ さいごに

この満月のすこし前には、
冥王星が逆行をはじめました

そしてこれから、
土星も木星も天王星も
つぎつぎと「新しい星座」へと旅立っていきます

時代は大きく衣を着がえるように、
わたしたち自身にも静かに問いかけてきます

「その未来は、ほんとうの望みですか?」

「誰かの声じゃなくて、あなたの声で、進めそうですか?」

この満月が
あなたの奥にある願いと、あらためて結びなおす時間になりますように𓂃☽


星と月とくらす Yuri

𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸𓂃𓈒𓏸

🌙 Instagramでは

今日の「星ことば」として
毎朝、その日の星のリズムを

そっと差し出す
一言手紙のようにお届けしています🕯

日々のゆらぎや、気分の波に
寄り添うような星のことばです

そして、こちらの新月・満月メッセージは
ちょっと特別な“節目のお便り”𓂃𓈒𓏸

2週間ごとの切り替えのタイミングに
心をととのえるヒントや

立ち止まるきっかけをお届けできたらと思っています☽



2025-05-06 12:00:00

星は “あなた” をしばらない

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「太陽が○○座だから〇〇な性格だよね」

「その配置って、恋愛こじらせがちじゃない?」

「12ハウス多いなら、不倫とか注意したほうが…」

占星術にふれると、時々そんな言葉に出会うことがあります

もしかしたら、誰かをラベリングしていたり
自分自身に、そっと“呪いのことば”をかけてしまっていることも


セッションやレッスンを重ねるなかで
ふと思ったことがありました

**「ああ、わたしは、
 星で誰かをしばりたくないし
 自分もしばられたくなかったんだ」**って


もちろん、星の象意や伝統的な意味は
大切な地図のようなもの

しっかり学び
正確に伝えることはとても大切ですし

わたしもそこは、とても大事にしています


でも──
その“地図”の一部だけを見て

「この道だからうまくいかないんだ」とか

「この配置だから、こうなります」

と決めつけてしまったら
星のやさしさはきっと届かなくなってしまう


星よみは、“答えを決めるため”じゃなく
“まなざしを変える”ためにあると思うのです

ここ最近、星を知ることで
どんどん自由になる感覚があります

用意された星座の型に
自分をあてはめるのではなく

「わたしはどう在ると心地いいのか」
そんな視点で星を読めるようになったからかもしれません


わたしのなかには、太陽も月も水星も──
いろんな星の住人たちが、それぞれの声を持って暮らしています

がむしゃらに突っ走ってしまう時もあれば
感じとりすぎて立ち止まるときもあって
どこか抜けてたり、やたら慎重だったり…

でもそのどれもが
ちゃんと星の声だったと知ってから

自分のことがちょっと愛おしく
思えるようになりました


人は、ひとつの星座や
ひとつの星の配置だけじゃ決まらない

わたしたちは
いろんな星たちの組み合わせでできていて

それぞれが、静かに、でも確かに
わたしたちを支えてくれているのです


そのことに気づいたとき
「自分を決めつけていたのは、わたしかもしれない」って思いました


そんな思いをあらためて見つめ
個人レッスンのかたちを整えなおしました

リニューアル後のレッスンは
これまでの内容を土台として大切にしながら
ホロスコープを全体で読む感覚を育てていけるように

サイン・天体・アスペクト──
ひとつずつの意味を正しく理解したうえで

それらがどう関わりあっているのかを
“その人の星”として読みといていく視点を深めていきます

知識だけじゃない、感覚とつながる読み方を
自分のペースで、ていねいに積み重ねていくような内容です

気になる方は
よかったら覗いてみてくださいね𓂃🕊



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星と月とくらす Yuri



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